第三回:高谷学(DIABLO GRANDE) x 梅原一浩(MEPHISTOPHELES)

2015年10月5日 更新
第三回:高谷学(DIABLO GRANDE) x 梅原一浩(MEPHISTOPHELES)
記事公開日:2015/08/01

高谷学(DIABLO GRANDE) x 梅原一浩(M...

高谷学(DIABLO GRANDE) x 梅原一浩(MEPHISTOPHELES)

自分の中では。だから、なんだろな・・・。本当にただの洋楽ファン。

高谷:まずは音楽に触れた切っ掛けから聞かせてください。

梅原: 六つ上の姉が洋楽ファンだったんですよ。姉の影響で小学生で洋楽を聴き始めて。「ザ・ベストテン」世代ですけど、全く見てなかった(笑)ぜんぜん面白くなくて。

高谷:そういう奴クラスにいた(笑)当時で言うとレイフ・ギャレットとかリンダ・ロンシュタットとか?

梅原: 自分が初めて観に行ったコンサートはQUEENですからね(笑) 小学校6年で。

高谷:うわー。凄いな、それ。

梅原:もちろん姉に連れられてですけどね。『Live Killers』の時ですから。

高谷:一番凄い頃だ。それは貴重な。

梅原:自分のお小遣いで初めて観たのがJOURNEYの『Escape』ツアー。武道館ですね。あとはHALL & OATESとか。

高谷:DURAN DURANも観に行きました?

梅原:行ってないんですよ(笑)爆発的に騒がれはじめてからはちょっと嫌になっちゃって。もういいかな、って。ちょうどメタルに移行する時期。

高谷:(笑)分かります。賑やかになってきた時代ですもんね。みんなそうなんだなぁ。

梅原:QUEENが一番好きで。よく聴いていたしアルバムも全部持っていて。マニアックですけど『Queen II』が一番好き。

高谷:最初に受けたインパクトが大きかったんでしょうね。でも我々がROBさんに対して抱いてるイメージからはQUEENは出てこないな。だってゴリゴリじゃないですか(笑)

梅原:もともとがメタルの人じゃないんで(笑)自分の中では。だから、なんだろな・・・。本当にただの洋楽ファン。通ってた高校の同級生にメタルファンがいたんですけど。でもその頃にはちょっと洋楽に聴き飽きていて。自分の中で。

高谷:食傷気味になってた。

梅原:同級生が「これ聴いてみてよ」と持ってきたのがMOTORHEAD(笑)

高谷:(爆笑)

梅原:面白くなくてね(笑)ぶっちゃけ。

高谷:でしょうね(笑)分かります。

梅原:全部同じに聴こえたし(笑) 何がいいのか、さっぱり分からなくて(笑)

高谷:自分もヒットチャートものが好きで聴いていて。いろんな人に教えて貰うじゃないですか。全く良さが分からなかったのがAC/DC(笑)

梅原:そうそう(笑)。MOTORHEADとAC/DC(笑)でも聴きたいものがちょうどなかった時期でもあって。友達がLPを何枚かうちに持ってきて「いいから聴いてくれよ!」って。何回聴いても良さが分からないんだけど(笑)でも他に聴くものが無いから惰性で聴いているうちに慣れちゃって(笑)そのうち、面白いなって思うようになって。

高谷:HR/HMに対する理解が生まれた(笑)

梅原:そこがちょっと人と違うんでしょうね。ありがちなのはIRON MAIDENとか・・・。QUEEN好きならそこからKISSとかに行くじゃないですか。普通は。

梅原:KISS、AEROSMITHとか。CHEAP TRICKとか。

高谷:全部通ってないんです(笑)

梅原:えー!QUEENオンリー。

高谷:たまたま教えて貰ったMOTORHEADやAC/DCは理解したものの、同ジャンルの他のバンドには興味が湧かなかったんですよね。で、その高校の友達は洋楽ファンの中でもB級メタルに傾倒してたもんだから(笑)ACCEPTを教えてくれたんですよ。『Breaker』だったんですけど。これに強烈にヤラれてしまって(笑)「これは本当にかっこいい!」と(笑)ドハマりしてしまって。

高谷:じゃあ、いわゆるスタンダードなHMバンド達をスッ飛ばして、いきなりアクセプトでドーンと(笑) それは凄い(笑)

梅原:その直後に『Restless & Wild』のリリースがあったから。もう「最強だ!」って(笑)他のが聴けなくなって。

高谷:後にMETALLICAが登場するまでは、ACCEPTこそが最速の曲を演奏するメタルバンドって認識でしたもん。早くてうるさい=ACCEPTだったし。まさにへヴィメタルでしたもんね。

梅原:後にHR/HMのスタンダードといわれるバンド、RAINBOWとか色々聴いたんだけど、全く刺激が無くて(笑)みんな「リッチーは凄い!」って言ってるけど、巧いのは分かるけど良さが分からんって(笑)

高谷:そうなってくると、我々がもってるROBさんのイメージに近いですわ(笑)他に好きなバンドは全くいませんでした?ACCEPTオンリー?

梅原:オンリー(笑) 強いて言うとANVIL(笑)『SUPER ROCK '84』って言うイベントで来日した時に観に行って。ANVILを観て帰りました(笑)確かSCORPIONSだったかな。帰った時に演奏してたのは(笑)

高谷:帰ったかー!(笑)

梅原:MICHAEL SCHENKER GROUPみたいな、ギターだけ良ければいいみたいなバンドは気に入らなかったですね。子供だったから(笑) バンド全体が整って均等に機能してる事に意味があると思ってたから(笑)

高谷:俺も当時はあのイベントのメンツに興味なかったですね(笑)雑誌でANVILの写真見て「なんじゃこれ」って(笑)今にして思えば非常にもったいない事をしましたが(笑)それ以降もずっとACCEPT一辺倒?

梅原:スラッシュも聴いてはいましたね。METALLICAとか、ANTHRAX、MEGADETH、いわゆるBIG4辺りはちゃんと聴いてました。

高谷:HELLOWEEN以降のいわゆるジャーマンメタルも流行りましたけど。

梅原:好きじゃなかったですね(笑) 当時HELLOWEENは好きじゃないっていうと、みんな「え?!」って(笑)何が 「え?!」だよって(笑)

高谷:分かります(笑)一口にジャーマンメタルと言っても、ACCEPTのそれとは明らかに違いましたよね(笑)そもそもSCORPIONSだってジャーマンメタルだし。では、歌いはじめた切っ掛けは?

梅原:楽器ができないでしょう。ギターを買ってはみたけど面倒くさくて(笑)ヴォーカルしかない。歌の良い悪いは分からなかったから。巧い下手じゃなくて、どこまで真似できるかって(笑) ACCEPTの(ウド・ダークシュナイダーの)真似ばっかりしてましたね。本当にすげぇ真剣に真似しようと思ってたし。

高谷:いきなり手本がそれですか。歌の技術とかに目覚める前ってまずは、どこぞのバンドのヴォーカルがカッコいい、ああなりたい、ってとこから入りますもんね(笑)僕もそうでした。

梅原:あとはLOUDNESS。声が高いから。そういう意味ではJUDAS PRIESTもそう。何でROBって呼ばれてるかというと、『Unleashed In The East 』の一曲目に入ってる「Exciter」のハイトーン部分を当時自慢げに歌ってたんですよ(笑) それで友達が「もうお前ROBでいいじゃん!」って(笑)自分からは名乗ってないです(笑)

当時の(ライヴハウスの)社長さんとPAさんが「お前ら下手糞すぎる。でも面白いよ」と。

高谷:やっぱりロブ・ハルフォードからでしたか。じゃ、いきなりメタルシンガーになった訳だ。天狗になってると、鼻柱を折られる瞬間があるじゃないですか。

梅原:あったあった(笑)自分、実はメフィストの二代目ヴォーカリストなんですよ。当時、自分はコピーバンドに在籍してたんですけど、リハーサル・スタジオでメフィストとよく顔を合わせてたんです。仲良くなって彼らのライヴを観に行って「下手だから辞めろよ。かっこ悪いし」って当時のヴォーカルに本人に言ったんですよ(笑) 凄い天狗になってたから(笑)んで、お互いガキだから喧嘩(笑)他のメンバーから「そんなに言うならやってみろ」「おー。やってやるわ!」って。売り言葉に買い言葉で(笑)それで加入したんですよ。

高谷:でもやってみて、納得させたって事ですよね?

梅原:結局みんな高校生で世間を知らないし、周りのレベルも知らないから。最強だと思ってて(笑)メフィストでの最初のステージは渋谷 EGG MAN。メンバーの身内に凄いコネを持ってるのがいて、そういう事ができたんですよ。高校生だから各メンバーのクラスが全員観に来る。300人くらいの動員になって(笑)

高谷:凄いですね。高校生で300人(笑)

梅原:「俺たちスゲーや」って(笑)でも卒業したら、もう誰も観に来ない(笑)その後、神楽坂 EXPLOSIONに出るようになり、対バンを観て自分達の下手さを思い知らされて・・・。EGG MANの時はワンマンだったから。

高谷:高校生でワンマン(笑) それは分からないわー(笑)

梅原:対バンを観て衝撃が沢山ありました。なんで間違わないの? なんでこんなに曲が速いの?なんでこんなに声が高いの?とか。細かい事なんだけど、凄く色々見えちゃって(笑)当時の(ライヴハウスの)社長さんとPAさんが「お前ら下手糞すぎる。でも面白いよ」と。今考えたら物凄くありがたい事だったけど、ブッキングの空いてるところで「ノルマは要らないからライヴの練習をしろ」って。月何本やったかなぁ。当時は昼の部もあったから。

高谷:ライヴハウスに見初められて「育ててやるから出ろ」という事ですね。 それは凄い。そこからMEPHISTOPHELESは頭角を現してゆく訳ですね。そして後にオムニバス『HEAVY METAL FORCE III』に参加する。

VA / HEAVY METAL FORCE III

VA / HEAVY METAL FORCE III

1. DISCHARGE / CASBAH
2. I WAS BORN TO THRASH / JURASSIC JADE
3. BREAK THE DARKNESS / X
4. VAMPIRE / SABER TIGER
5. YOU KEEP ON DRIVING / MEPHISTOPHELES
6. RYUKETSU NINGYO / JURASSIC JADE
7. LIVE&LET DIE / RUDE SEDUCER
8. WANT YOU / JEWEL
9. MADMAN / JACKEL
10. I'M CRAZY BOY / SQWIER
11. ANYMORE / APPEAL!
12. GET IT OUT / OF2ENDER
梅原:そこに至る前にちょっとした伝説がありまして(笑)当時SABBRABELLSのローディ紛いの事をやってて、あるプロモーターの人に可愛がって貰ってたんですけど。さすがにそういうコネだけでどうこうはなくて。当然厳しいから(笑)たまたま浦和のNARSISで、メフィスト、AROUGE、横須賀 SAVER TIGERのライヴがあって。

高谷:レアなメンツですね。

梅原:でも30人入ってなかったからね(笑)ライヴが終わったら、小屋のスタッフから「プロモーターから話がある」と。でもその人、歌ってたのが俺だと気づいてなかったんです(笑)たまたまバンドを観て、面白いと思って呼びつけたらしいんです。「なんだお前か。 言い辛くなっちゃったなぁ」って(笑)それが『HEAVY METAL DAYS』ってイベントに出ないかって話だったんですよ。チャンスをやると。そのイベントは1部、2部に分かれていて。1部が若手。メフィストは1部のトリをやらせて貰いました。持ち時間は2〜30分で客は当然初見なのに、最後の方は総立ちになって。もう時間ないのにアンコールはかかるし。客電つけないと終わらないくらいの盛り上がりだったんですよ。最初と最後がぜんぜん違ってて、凄くびっくりしました(笑)

高谷:熱狂的に迎え入れられたんですね。「何だ?このバンド!」って。

梅原:その後の通常ブッキングはソールドアウトが続いて。事の次第を知ったEXPLOSIONから「それならオムニバスに入れなきゃ」って話があって。

高谷:収録されているバンドはどこもレジェンドですね。何度も再販されているし。

梅原:それまでずっとお世話になってたEXPLOSIONが「キャパが狭くなってきてるから鹿鳴館へ出てみたら?」と提案してくれました。とても有難い事ですよね・・・。鹿鳴館の最初のステージはオーディションでしたけど(笑)

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「こんなに中途半端なら一度辞めてしまおう」

高谷:次第に色んなバンドがメジャーにあがっていって、当然次はMEPHISTOPHELESと誰もが思っていました。メジャーデビュー直前に解散。ERASER HEADでシーンに復帰するもほどなく自然消滅。次第にROBさんの名前を見る事がなくなりました。やがてシーンから去る事に・・・。

梅原:やる事がなくなっちゃったんですよね。メフィストでメジャーに関わって、でもデビューできる見通しがなくなってしまって・・・。メジャーにあがりたかったけど、条件面で折り合いがつかなかった。バンドで事務所から貰える給料ではとても生活していけない。そういう宙ぶらりんの状況の中で、ギターが辞めてしまったしね。後任を探してもピンと来なくて。もうこれ以上待っててもしょうがないし。なんとなく冷めてた自分がいて。ダメになりそうだったから。「こんなに中途半端なら一度辞めてしまおう」と。未練は全然なかったですね。

高谷:それから10数年が経過して、復帰しようと思った理由はなんだったんですか?

梅原:バンドをはじめた頃から本当に世間知らずで。ドラムが交代するまでは自分が一番年下だったし、ワガママ放題にやりたい事をやり尽くして辞めましたからね。社会へ出て、とにかく衝撃の連続。要するに礼儀知らずだったんですよね。腹の立つ事ばかり。でも「これが今の俺には必要なんだ」と思って。後で知った事なんですけど、就職して配属された部署が一番ダメなところで(笑)新人教育もないし誰かが仕事を教えてくれる訳でもない(笑)同期に電話して訊いたらどうやら俺は放置されてたようで(笑)自発的に飛び込み営業をやる事にしたんですけど。マニュアルらしきものもないし。ところが数件周るうちに、ヴォーカリストとしての経験が働いて。「この人、話を聞いてくれてないな」。振り向かせるのにはどうしたらいいか。即、考えて。「これは初見のお客の前でライヴをやるのと同じだ」と。初日の午前中、公園で「自分マニュアル」を作って。で、そこから一歩前進したけど、こんどは会話が続かない。「言いたい事を言ってるだけで、俺は相手の話を聞いてないな」。さらに気がついて・・・。運良く、初日の終わりに一件契約取れました(笑)そのやり方で、入社7ヶ月で営業所長になりましたよ(笑)

高谷:それは 凄いですね。

梅原:上手く喋れるから、ではないんだよね。「どうして欲しいか」を引き出す。大事なのは、聞き上手になる事だった。その仕事は4年くらいで辞めましたけどいい経験になりましたね。その後はやりたい事が見つかるまでは社会勉強したかなぁ。段々年齢が行って、「俺、本当に何も知らないでやってたなぁ」って思ってた矢先に、電車でばったり元メンバーの光(宇高光氏/ベース)に会って。久々だし。その場で「飲みに行こう!」って。飲みの席で、かつての自分を相当非難されました(笑)でも、それも全部聞けてしまう自分も居て。申し訳ないばっかりで(笑)そのうち「また何かやってみっか!」って話になって。それから魚雷がはじまりました。

でもずっとシーンから離れてたので全く分からない(笑)

高谷:光さんと再会してからなんですね。

梅原:その頃アニメタルのプロデューサー(久武頼正氏)に会って。「メフィストやらせてくださいよー」って熱烈に。でもずっとシーンから離れてたので全く分からない(笑)「胡散臭いなぁ」って(笑)その頃、潤(佐藤潤一氏/MEPHISTOPHELES、GALNERYUS)とも出会ってるんですよ。ドラムのサポート要員が安定しなくて困ってたところで。岡垣君(岡垣正志氏/TERRA ROSA)に相談したら、共通の知人経由で彼を紹介してくれて。未だにやって貰っています。彼も忙しくなりましたね。そのうち魚雷も頭打ちになってきて・・・。「このままやっててもしょうがないな・・・」という気持ちになって。そのタイミングでプロデューサーの事を思い出して電話したんですよね。そしたらどんどん話が進んじゃって。「メジャーがいいすか?インディーズがいいすか?」って。全然信用してなかったから、「メジャーで」って言ったら、本当にメーカー取ってきて(笑)「出せますから!」って話になって(笑)「すみません。これからメンバーに話します」慌ててメンバーに連絡したんです(笑)残念ながら、哲(菊地哲氏/MEPHISTOPHELES、D'ERLANGER、ZI:KILL、CRAZE)は他のバンド復活の話が出てたので。潤でいこうと。

高谷:そして遂に、正式な初作品が世にました(MEPHISTOPHELES『Metal On Metal』2001年にVAPからリリース)。でもERASER HEADも入っていたじゃないですか? あれは?(全13曲中、MEPHISTOPHELES名義の9曲に加えてERASER HEAD名義の楽曲も4曲収録されていた)

MEPHISTOPHELES / METAL ON M...

MEPHISTOPHELES / METAL ON METAL

METAL ON METAL
PRICE:¥2,800(tax in)/VapRecord VPCC81380 

01. GET HIGHER
02. LIAR
03. YOU KEEP ON TRYING
04. DETENSION
05. INTO THE NIGHTMARE
06. FREEDOM
07. DEATH GAME
08. DICTATOR SHIP(ERASERHEAD)
09. INTO THE DARK(ERASERHEAD)
10. HUMAN SYSTEM(ERASERHEAD)
11. KILLER IN THE HOME(ERASERHEAD)
12. BE CARRY IN GAMBLING
13. MEPHISTOPHELES

[ERASERHEAD Member]
Gt:清水昭男 (ANTHEM)
Ba:TOSHI (Gargoyle)
Dr:KATSUJI (Gargoyle)
梅原:単純な理由だったんですけど。好きじゃない曲を入れたくなかったから(笑)無理矢理入れて曲数稼ぐのはちょっと・・・って。

高谷:リスナーとしてはお得感がありました(笑)嬉しかったですね。本当に待望の・・・でしたから。そしてその後も、MEPHISTOPHELESは続いています。

梅原:メンバーがツアー直前で脱退してしまった事があって。今だから言えるけど(気持ちが折れて)消化試合みたいになってしまって・・・。とあるライヴで、数曲演奏して足元のセットリストを見た時に「うわ。まだこんなに曲がある」って思ってしまったんです。完全に素になって。「こんな状態でステージ立っちゃいけない」って、真剣に思って。ライヴが終わった後、とにかく早く家に帰りたかった。まずリセットしなきゃって。どうしたいのか、どうすべきか、に向き合わなきゃと。そこで何年か間を空けてみて、本当に素直に「ライヴをやりたい」と思わない限り、もう歌わなくていいかって思えて。バンドを好きな人にとってみれは、もうちょっとロマンのある事を考えて欲しいのかもしれないけど俺は凄く現実的で。むしろそうでないと、みんなに迷惑がかかると思った。なんとなくっていうのは、よくないなって。帳尻あわせができたとしても継続していくのは物凄く大変だし、人間関係がおかしくなるのも容易に想像できた。2〜3年が経過して、それぞれやりたい事が出はじめて。バンドの姿勢は変わらず。課題を課して、新曲一曲でもいいからちゃんと作って一歩前に出よう。そうじゃないと過去のバンドとして「どうですか」っていうのは・・・ヴォーカリストとしては辛いじゃん(笑)次がないんだもん。

高谷:ルーティンワークに陥ると、どんどんつまらなくなりますよね。クリエイティブな事が出来ないっていうのは。

梅原:「何してんだろ」って思ってしまう。

高谷:復活以降も新曲をバンバン作ってやるというよりは、既存の、お客さんが喜ぶであろう曲をメインに演奏していた?

梅原:結局、音源から同じだけの間が空いてしまって。新曲は確かに沢山作ってライヴでもやったけど・・・。どれもボツになってしまった。

高谷:うちのバンド、DIABLO GRANDEは、そういう意味で音源をとにかく定期的に出すようにしています。常にクリエイティブな事ができていないと・・・。同じ事を繰り返す期間が長くなればなるほど、どんどんつまらなくなる。

梅原:結局ヴォーカリストってそこが一番ね。MCでネックになるし。気持ちが出てしまう。「また嘘ついてしまった」って(笑)

高谷:セットリストを見てゲンナリするのは辛い。

梅原:ベースの部分でそういう考えもあって。今回バンドを改革したんですよね。本当の意味で、一歩前に出る為に必要な事だったと思っています。タダシ(梶谷禎氏/ギター)に対しても沢山要求が出てきてるし、新しく加入したヒロ(池田鷹浩氏/ベース)もバンドに沢山のインプットをしてくれるし。刺激が増えましたね。サポート・ギターのHIRO(La'cryma Christi)についても、もう彼以外に居ないって決めてたんですけど。男気のある人間なんで物凄く信頼してます。今は心意気のある連中がメフィストに揃っていると思います。

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今のこのメンバーにした事自体が事件だったので。

高谷:いいメンバーが揃って新しい音源を出す事になりました。今のシーンについてどう思われますか?

梅原:若い世代をあまり知らないんですよね(笑)知ってるのは30代前半くらいが多くて。割としっかりしてる連中。しかもそこそこ知名度あったりで。自分が感化される事が多いですね。昔は細かくアンテナを張り巡らせてましたけど、今は気にしないようにしてますね。雑音も入ってくるし。今のこのメンバーにした事自体が事件だったので。これ以上、色々気にしてもしょうがないっていうか。

高谷:割とシーンを傍観してる感じですか?

梅原:やっぱりなんかね。年齢とかじゃなくて。ちゃんとした人間に影響されてるのかどうかってのが、ひとつ肝になってる気はしますね。しっかりしたバンドに影響されてるバンドなら、凄く信念を持ってやってるだろうし。接する事にストレスは感じませんね。

高谷:MEPHISTOPHELESの今後の展望は?

梅原:音源がリリースになって、ツアーがあります。来年の春くらいまでは、色々決まってますね。

高谷:新しい事にチャレンジしてるのは凄いですね。

梅原:なんだろうなぁ。大げさかもしれないけどやってる意味が一番重要で。意味がないとちょっと。ただただ辛くなるだけなので。

高谷:何がROBさんを突き動かしてるんですか?俺なんかは、未だに野心の塊なんですが(笑)

梅原:俺はそういうのはないなぁ(笑) ないって言い切ったら問題ありますが(笑)

高谷:俺はオーバーですけど未だに極端な夢の見方してます(笑)

梅原:自分の場合はバンドに対するストレスの殆どが演奏力と再現性だったんですよね。しっかり演奏できたらもっと聴こえ方が違うのにって。ここ数年で体制が変わって。1月のライヴではその面での達成感が凄かったです。はじまる前のステージ上でみんながワクワクしてたし。こうなるまでにこれだけ時間かかったのかって、感慨も深かったですね・・・

高谷:ここから先どうなっていくかを、見てみたいという気持ち?

梅原:自分の中ではゴールはなくて。こだわりも良くも悪くもなくて。全然考えてないです。いつまでもやり続けたいとか、ここまでかな?とか、そういう感じもないし。凄く素直で、今がベストな状態だから。ここで表現できてる事をやり続けてるだけの事で。いずれ何かのパーツが取れたり、壊れたりした時に、そこで終わるんだろうなって。

高谷:皆さん言う事同じですねぇ。力みがないですねぇ(笑)

梅原:ないない(笑)

高谷:俺はまだまだガキかもしれません(笑)今後もMEPHISTOPHELESはコンスタントに動いていく訳ですね。

梅原:来年のざっくりしたプランもありますし。新たに音源って話も出てますから。まだまだ続くと思いますよ。

高谷学(たかやまなぶ)

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ハードロックバンド DIABLO GRNADEのギター&ヴォーカル。2015年4月8日、新作ライヴアルバム『LIVE INJECTION』をリリース。通称アニィ。

DIABLO GRANDE ライブスケジュール

○2015年8月29日(土)東京・吉祥寺 CRESCENDO
開場 17:00 / 開演 17:30
前売 2,500円 / 当日 3,000円(ドリンク別)
出演:DIABLO GRANDE, Octaviagrace, NAKED MACHINE, Voice of Divine Children, Moth In Lilac

○2015年10月31日(土)東京・高田馬場 CLUB PHASE
DIABLO GRANDE 3rd アルバム レコ発
開場 18:00 / 開演 18:30
前売 3,000円 / 当日 3,500円(ドリンク別)
出演:DIABLO GRANDE, HAMMERING(from KOREA), Vorchaos, JEKYLL RONOVE(O.A.)

○2015年11月28日(土)東京・新宿 WildSide Tokyo
開場 17:30 / 開演 18:00
前売 2,500円 / 当日 3,000円(ドリンク別)
出演:DIABLO GRANDE, D_Drive, THOUSAND EYES, Ciel Nocturne

DIABLO GRANDE - LIVE INJECTION (Album Trailer) - YouTube

DIABLO GRANDE 『LIVE INJECTION』 (ライヴ・インジェクション) 品番: HNCR-0002 価格: ¥2,000(税込) 発売日: 2015年4月8日(水) 発売元: ハイプネイション 販売元: ディスクユニオン [ 収録曲 ] 01. Dagger 02. Dependency In...

高谷学 ソロライブスケジュール

○2015年8月9日(日)東京・御徒町 JAM SESSION
~ビーストキャラバン~ アコースティックミーティング Vol.1
開場 18:00 / 開演 18:30
料金 3,000円(別途2ドリンク1,000円)
出演:高谷学, BAKI, 妹尾研祐, Lucy with izumi

梅原 一浩(MEPHISTOPHELES)

梅原 一浩(MEPHISTOPHELES)

梅原 一浩(MEPHISTOPHELES)

MEPHISTOPHELES 最新音源情報

MEPHISTOPHELES / devils on ...

MEPHISTOPHELES / devils on metal revitalized

アーティスト:MEPHISTOPHELES(メフィストフェレス)
タイトル:devils on metal revitalized(デビルズ オン メタル リヴァイタライズド)
レーベル:鹿鳴館 RECORDS / SUPERSESSIONS
発売日:2015年7月22日(水)
品番:SSRM-0001
フォーマット: CD
価格:3,000円+税

<収録曲>
1. I'll take you to the top
2. Death game
3. You keep on trying
4. I’m getting ready for the fight
5. Get higher
6. Liar
7. Via.dolorosa
8. Into the nightmare
9. Summons from the devil
10. Be carry in gambling

MEPHISTOPHELES (メフィストフェレス) - YouTube

鹿鳴館RECORDS HM/HRレーベル第一弾!!!MEPHISTOPHELES (メフィストフェレス)完全なる轟音、最強の布陣で完成!!MEPHISTOPHELES(メフィストフェレス)史上最高のアルバム誕生!!サポートギタリストにLa'cryma ChristiのHIROを迎えレコーディング。鹿鳴館が新たに発...
MEPHISTOPHELES

MEPHISTOPHELES

梅原 一浩 ウメハラ カズヒロ
Kazuhiro Umehara  :Vocal

梶谷 禎  カジヤ タダシ
Tadashi Kajiya  :Guitar

池田 鷹浩 イケダ タカヒロ
Takahiro Ikeda  :Bass

佐藤 潤一 サトウ ジュンイチ
Junichi Sato  :Drums

サポートギタリスト
HIRO ( La'cryma Christi )

MEPHISTOPHELES ライブスケジュール

▼ 2015 TOUR「 devils on metal revitalized 」
○2015年9月26日(土)札幌 crazymonkey
2015 TOUR「 devils on metal revitalized 」
開場 17:00 / 開演 17:30
前売 3,500円 / 当日 4,500円(ドリンク別)
出演:MEPHISTOPHELES , You's Alien
※You's Alien メンバー
[ Gt:足立 祐二(DEAD END), Ba:JICK(BUTTERFLY、BBA、ex.FAST DRAW), Dr:磯田 良雄(SIX RIDE、ex.SABER TIGER)]

○2015年10月10日(土)博多 DRUM SON
開場 18:30 / 開演 19:00
前売 3,000円 / 当日 3,500円(ドリンク別)
出演:MEPHISTOPHELES , 共演未定

○2015年10月12日(月・祝)梅田 zeela
開場 17:00 / 開演 18:00
前売 4,000円 / 当日 5,500円(ドリンク別)
出演:MEPHISTOPHELES, GUILTY VICE
▼2015 TOUR「 devils on metal revitalized 」 + 「 BEAST & DEVIL IN YOUR BED 」
○2015年10月18日(日)名古屋 ell.SIZE
開場 18:00 / 開演 18:30
前売 4,000円 / 当日 5,000円(ドリンク別)
出演:MEPHISTOPHELES , TILT
▼2015 TOUR 「 devils on metal revitalized tour final 」
2015年11月1日(日)目黒 鹿鳴館
開場 16:30 / 開演 17:00
前売 4,500円 / 当日 5,000円(ドリンク別)
出演:MEPHISTOPHELES ,(OA 有り)