SIN FROM THE RESURRECTION インタビュー

2015年10月5日 更新 インタビュー
SIN FROM THE RESURRECTION インタビュー
記事公開日:2015/03/02

「SIN FROM THE RESURRECTION(以下:SFTR)に日独ハーフの女性Voが新たに加入!?」
国産メロディック・デス/スラッシュ・ファンはさぞ驚いたことだろう。僕自身バンドを活動初期から追い、Gt/Vo, Ba, Dsの3人体制のステージを長らく観ていただけに、専任Voの加入は寝耳に水だった。直後、ネットを通じて彼女──Angieの歌声とパフォーマンスに初めて触れるのだが、その時不意に突いて出たのが「これは決定打となるVoが入った!」の一言だった。
2013年には、海外バンドを国内に招聘し大きな支持を得ているB'n'F Productionsの目に留まり、カナダの重鎮デス・メタラー, KATAKLYSMの前座に大抜擢、2014年には東海地方随一のメタル・フェス『OWARI METAL FEST 2014』に出演するなど、近年メキメキと頭角を現し始めているSFTR。ここに来て彼らはまた、Voとしての実力と容姿を兼ね備えた大きな"武器"を手に入れたと、僕は興奮していた。そんな折、Angie加入後初のライヴが行われた1月31日、バンドの地元である名古屋は今池「3STAR」でMSY<Gt>, Sean Hadis,<Ds>, To-Ki<Ba>, そしてAngie<Vo>と一同に会してインタビュー出来たのはとても幸運なことだった。
Angieはもちろん、この日バンドがリリースした両A面シングル「SINNER / AM1:23」(本インタビューを行った時点では会場限定販売とのこと)や、メンバーのプライベート一歩手前の話にまで話は及び、質疑応答は終始和やかなムードの中進行していった。なお、当日のライヴ映像がYoutubeにUPされているので、そちらも是非チェックして頂ければ幸いだ。
SIN FROM THE RESURRECTION

SIN FROM THE RESURRECTION

MSY<Gt>, Sean Hadis,<Ds>, To-Ki<Ba>, Angie<Vo>

SIN FROM THE RESURRECTION:MSY<Gt>, Sean Hadis,<Ds>, To-Ki<Ba>, Angie<Vo>
インタビュアー:大塚俊輔

Angieにスタジオに来て貰って声を聴いたら「おっ!これはイケるじゃん!」って。見出し

--- 1st Mini Album『RESURRECTION CODE』から、約1年振りとなるニュー・シングル「SINNER」「AM1:23」がリリースとなりました。その間はライヴも含めどういった活動をされていたのでしょう?


MSY:ライヴに関しては割と少ない方でしたね。あとは何やってたかな・・・。(笑)


(一同笑)


To-Ki:去年Angieが加入してからだと曲を作ってたり。


MSY:去年やったライヴは何本かな・・・20無いくらいかな?


Sean:無いくらいだね。Angieに声を掛けたのはいつだっけ?


To-Ki:夏だ、夏くらいだよ。


Angie:あ~夏だね。


MSY:当時Angieが居たバンドがEPを出してすぐだね。Angieに電話して「ウチのバンドでやらない?」って誘ったら結構乗り気で。


--- Angieさんが加入以前になりますが、4人から3人とバンド体制に変化がありました。当時その事で困ったことなどはありませんでしたか?


MSY:困ったことは・・・むしろ逆なんですよ。元々僕とSean, To-Kiの3人は昔から付き合いが長かったり仲が良かったりするので。どちらかと言うと、新メンバーが入って来るたびに、新メンバーがココに溶け込めない状況の方が多くて・・・なので、3人になったらなったでやり易かったっていう方が強いですね。多分みんなそうだよね?


Sean:うん。


--- それが一番自然な状態だったと?


MSY:そうですね、何も支障なくすぐにパパッと再活動出来ました。


--- 一足早く最新シングル2曲を聴かせて頂きましたが、重厚なメロディック・デス/デスラッシュをひた走りつつ、コーラスで叙情性を発露させる手法が一層研ぎ澄まされていると感じました。各パートのメリハリもですが、例えばシンセの導入が洗練されていたりですとか。そういった面で、Angieさんの加入が楽曲に何か影響を及ぼすことはありましたか?


MSY:特にAngieが入るから、というのは元々あまりありませんでした。「こういう曲があったらいいな」ぐらいの気持ちで最初にデモを作ってて。Angieが加入して、全員で「どうせなら新しい曲を出したい」ってなって。そこでその曲を持ってきて、彼女に歌を付けて貰って・・・いう形でした。なので、Angieが来たからこの曲を作ったっていうのは無いですね。


--- ストックしていた楽曲をAngieさん向けにアレンジをしつつ?


MSY:そうですね。バンドの方向性も、Angieが入ったのでちょっと変えようかなっていうぐらいで、"SINNER"のような曲を作りました。


--- Angieさんが加入することで、皆さんの中にどういった意識的変化がありましたか?


To-Ki:まぁ・・・MSYさんが100%ギタリストになるところ、ですよね。


Sean:それを(踏まえて)訊かれたんだよ!(笑)


(一同笑)


Sean:3人体制になってからも・・・というか、なってからずっとピンVoを探してたんです。ギタリストに関しても、俺個人的には、MSYはギターに専念している方が好きで「その方が格好良いのにな」って思ってて。結局3人でどれぐらいやってただろう?1年半くらい?あ、2年近くなるか。


MSY:そう・・・だね。


To-Ki:3人だと・・・。


MSY:HIROKIが抜けて1月・・・。(※1)


4人体制時の2ndギタリスト。
※1
Sean:いや違う、MSYがGt/Vo専任になってから。

MSY:俺がGt/Voになってからだと、2年前の11月からとか。

Sean:後半1年くらいはもう「このままMSYがGt/Voの3人編成でもいいや、これでイケる」と思ってました。心のどこかではピンVoが欲しいなとは思ってましたけど、最終的には「もういいんじゃない?」って半分諦めたみたいな感じで言ってて。その時にMSYが「Angieを誘ってみたいんだけど」って話をしてきたんですよ。Angieとは以前対バンしたことがあったので「ああ、あの娘ね。じゃあ一回合わせてみようか」みたいな感じで。その後Angieにスタジオに来て貰って声を聴いたら「おっ!これはイケるじゃん!」って。(正式加入オファーの決定は)すぐだったよね、3人共。

--- Angieさんと対バンしたのはいつ頃だったのですか?


Angie:2013年の8月?


--- 当時Angieさんが在籍していたバンドというと、東京のA Westward Marchでしょうか。既に解散してしまっていますが、それは対バンの直後に起こったのでしょうか?


Angie:いや割と、ん~・・・今は2015年か。(笑) 解散したのはSFTRとの対バンから1年後でした。A Westward Marchがちょうど解散を決めるか決めないかっていう時に、SFTRから声を掛けてもらったんです。逆に3人はその話を知らなかったので「2つバンドを掛け持ちしながらどう?」っていう話だったんですけど、でも流石に東京〜名古屋間の距離があったりとかで・・・。


--- SFTRは名古屋、A Westward Marchは東京のバンドですからね。Angieさんが加入されて約2ヶ月ですがリハーサルはどのような形で行われているのでしょう?


MSY:楽器陣3人は毎週一緒にリハに入ってて、4人で合わせる時はAngieに月イチくらいで名古屋まで来て貰って、そして彼女はまた東京に戻っていくっていう形を取ってます。練習量としてはちょっと少ないですけど、やれることはその時間中に・・・。


Angie:楽器練と個人練で別れてるって感じですね。月に1~2日間、 週末を使って一日中リハーサル・スタジオに入ってます。


無意識的に「自分がどうしたい」とかじゃなく「"曲が"どうやったら格好良くなるか」を最優先で考えている

--- 作曲のプロセスについてお伺いします。MSYさんがメイン・コンポーザーであると伺っていますが、そういったリハーサルなどの場で他のメンバーのアイデアがインプットされることはありますか?


MSY:基本的に、完璧には作らずにある程度の形をつくった状態でメンバーに投げてます。そこから各個人のパートをアレンジした上で、全員で「ここはこうが良い」とリハで話し合いながら編曲して最終形態に・・・今のところ、ほぼ全ての曲がそういう形で出来上がっています。


Sean:MSYが持ってくるデモ音源からは最終的に結構離れてるよね、毎回ね。


MSY:そう・・・だね。


Angie:ふふふ。(笑)


Sean:いや良い意味でね! ちゃんとみんなの個性が出てる。


--- "Fata Obstant"や"Deepest Eye"などバンド初期の楽曲と比較すると、本シングルはクリーンVoが抑えめになっていると感じました。その点で、SFTRの音楽性は着実に変化しつつあると思うのですがいかがでしょう?


MSY:僕個人的にも、メロデスはメロデスだけど、どちらかと言うとデスラッシュ方面には持って行きたいと思っていたので、あまりクリーンVoを重要視はしていないんです。逆にAngieがシャウト, グロウル, ガテラルを使うスタイルなので、その点でも良かったと思います。


--- MSYさんがシャウト, クリーンVoを交えたスタイルだったのに対して、仰るようにAngieさんはシャウト, グロウル, ガテラルをメインで操るスタイルであると感じました。同時に、それが今後楽曲に影響を与えていくのではないか、とも。


MSY:そう思いますね。僕は元々ギタリストとしてやっていたので、そこまでVoのスキルというものは無かったんですよ。なので、こうしてVoとしての知識や技術を持ったAngieが加入したことで、曲幅はドンドン今後広がっていくと思います。


--- Angieさんにお伺いします。A Westward Marchはデス・コア, SFTRはメロデスと少しジャンルに違いが見られます。そういった面で、SFTRで歌うことに難しさを感じたりはしますか?


Angie:A Westward Marchがちょっとギターをメロディックにしたデス・コアだったのと、元々私がメロデスっていうジャンルが好きなので、そこは慣れかな・・・とは思います。でも確かに違う部分はありますね。A Westward Marchで出していた声をSFTRでは使わないことも多々ありますし、逆にA Westward Marchで出していなかった声をSFTRでは使っているので・・・。


--- SFTRはクリーンVoを取り入れていますが、それを意識したりはしますか?


Angie:いや、そこは今も含めて自分のスタイルで通してやろう、と! 曲によってはMSYも歌ってますし、全部私じゃなくて、コーラスを入れながらの方が楽しいかなって。


MSY:今後試行錯誤してどうなるか、ですね。


--- 先程シンセについて触れましたが、今回のシングルではシンセとギターがリードを取っていると感じました。シングルを作るにあたり、特定の楽器パートを重視するようなことはありましたか? また、レコーディングはどのような環境で行われたのでしょう?


MSY:最初はギターのみで音源を作って、頭から最後まで聴いた状態で、ギターの音ではないなと感じた部分をシンセで打ち込んだり、音色を練ったり。さらに肉付けをした上でシンセが浮いていると感じたら、ギターに直してみたりとか、その都度変わります。なので、シングルに関してもシンセを思いっきり前に・・・というのは特に考えていませんでした。レコーディングに関しては全て宅録です。僕の家やSeanさんの家などで行って、Voだけブースを使ってやりました。


--- なるほど。また、ツイン・ギターを想定した楽曲構成にもなっていますが、今後ギタリストをもう一人迎え入れるといった構想はあるのでしょうか?


MSY:あまり・・・あまり無いですね。(笑)


Sean:狭いですね、うん。(笑)


MSY:ははは。(笑) まぁステージが狭いっていうのもあるんですけど、ギターはもう必要な部分を同期で取り入れていますし、僕一人の方が自由にやれるので。SFTRはライヴ・バンドでありつつ、音源の再現率も重要視しているので、そこまで新ギタリストの加入は考えていません。他のメンバーがどう思っているのかはちょっと分かりませんけど・・・(笑)


Sean:サポート・メンバーとしてちょこちょこ入るくらいは面白いかな、とは思ってます。正式メンバーとしてガッツリ動いていくとなると多分・・・また入ったメンバーを減らすのが面倒臭いので(苦笑)


To-Ki:まぁよっぽどのヤツがいれば・・・っていう(笑)


Sean:強力な、「コレはドヤベェな!」と感じる人が出てくれば、是非一緒にやりたいと思うことはあるかもしれません。


MSY:(Angie加入自体が)新体制なんで、とりあえず・・・楽しめればいいかな!って思ってます(笑)


Sean:長く続きたいよね!


To-Ki:このメンバーでね。


MSY:そうだね、もう固定したいよね。


Sean:もう面倒臭いよね、新しいメンバーを探すのはね。


MSY:ほぼ携帯みたいに年々変わってるからね・・・


Angie:携帯みたいに。(笑)


Sean:1年半契約くらいでね。(笑)


MSY:対バンしたり、後輩とか色んなギタリストを観てても、任せられるギタリストっていうのが今のところいないんで。


Sean:格好良いこと言うわぁ・・・(ボソ)


MSY:はぁ・・・!?(笑) 結構大変なんだよ、ツイン・ギターって・・・(笑)


Sean:知ってるよ、知ってる。(笑)


Angie:息が合わないとね。


To-Ki:ギタリストね・・・自己中ばっかりだもんね。


MSY & Sean:いやお前に言われたくねぇよ!(笑)


To-Ki:だって~・・・ダメって言われないもん(笑)


MSY:でもまぁ、ね。別に縛るのは好きじゃないし、それでストレスになってもね。


--- (笑) ギターソロに関してですが、『Ressurection Code』では直感的にと言いますか、「ココでくる!」とある程度予測の出来る部分に導入されていました。それに対し、「SINNER」,「AM:1:23」でははメインのメロディとメロディを繋ぐような、自然な流れで登場します。 また、「AM1:23」のアウトロにはTo-Kiさんのベース・ソロも入っていますが、これらについて意図したことなどはありましたか?


MSY:ギターに関しては特に狙ってはいないですね・・・ベース・ソロも自分の中では元々無かったアイデアなんです。(笑)


--- そうなんですか!


MSY:(To-Kiを見ながら)やりたがりなんで。(笑)


To-Ki:うん、やりたがり。(笑)


MSY:目立ちたがりなんで、「ここ俺がベース弾く!」て言ってきて。(笑)


Angie & Sean:しゃしゃり出、しゃしゃり出!(笑)


MSY:でもそれに対して別に「ダメダメ!」と言うことはなくて、やりたいことがあるなら「どうぞ!」っていうスタンスなんです。


To-Ki:首輪に繋がれた犬みたい・・・。(笑)


--- ははは。(笑) Seanさんにも、例えば「ココは俺が前に出たい!」という場面はありますか?


Sean:俺はあんまり無いですけど、楽曲のアレンジに関してはガンガン言うね?

MSY:そうだね。

Sean:基本的に俺は「まず一回やってみよう」っていうスタンスなんです。「これはカッコイイでしょ!」みたいに俺が言ったアイデアに対して、メンバーが「いやそれはダサいでしょ」と返してくることは多々あるんですけど、「一回、一回だけで良いから!」みたいな。 まぁ大概ダメなんだけど・・・。(笑)
改ページ

(一同笑)

Sean:でも2~3割はね、入ってる!

To-Ki:2~3割なんだ。(笑)

Sean:そんな感じでアレンジはゴロゴロ変わっていきます。やりたいことを突っ込んでるね?大体。

メンバー全員:そうだね。

Sean:骨組みがあって、肉付けを凄くして、それからまた余分な部分を削っていくっていう作業だと思います。

MSY:バンドが崩壊程度に・・・違う、崩壊程度じゃない。(笑)

Sean:ギリギリ、崩れるみたいな?(笑)

To-Ki:アウトー!ってね。(笑)

MSY:(笑) バンドが崩壊しない程度に好きなことをやって、みんなが楽しめればいいんじゃないかな、って。

--- 各メンバーが縛られず、やりたいようにやれるのは良いことですね。


Sean:「コンセプトがない」っていうのじゃないですけど、曲がどうやったらよくなるか──多分他のバンドの人は「次はこういう曲を作ろう」、「これを入れてみたい」っていうアレンジが増えていくと思うんだけど、この3人は無意識的に「自分がどうしたい」とかじゃなく「"曲が"どうやったら格好良くなるか」を最優先で考えているので、「これはやり過ぎてるかな」と思ってても崩壊しないんだと俺は思ってます・・・けどね。あれ、みんなは思ってないと?(笑)

To-Ki:僕はやりたいことやってるから。(笑)

Sean:ちょっとカッコ付けたんだけどダメだったわ・・・。(笑)

MSY:ムード的に合わないことを皆でやり始めるからね。(笑)

To-Ki:大概弾けない、叩けないっていう。(笑)

Sean:「思い付いたんだけど無理だわ!」っていうのが最初だね。(笑)

MSY:リハが0時から6時の深夜帯で、みんな後半眠いんですよ。そうすると、何も考えずにコレをやりたい、アレをやりたいって言い始めるんです。

Sean:みんな寝てるもんね?

To-Ki:頭がバカになってる。(笑)

MSY:深夜のテンションでバカになって、自分の弾けないフレーズをぶち込み始めたり。(笑) で、「悔しいから来週までに完璧にしてくるわ!」とかよく言うし。(笑)

Sean:あとは、みんな他の楽器の音を凄くよく聴いてるよね。ベースがこう弾いてるから俺はこうやろう、って。
To-Ki:僕はドラムがこう叩いてるから合わせてみよう、とか。

Sean:そういう場面が多いので、ベースらしくないフレーズが出たりもします。ドラムから影響されて生まれたモノとかなので。

To-Ki:一つのフレーズの中で、最初はドラムに合わせて、後半ギターに合わせてガーッとやっていったりとか。自分がやってることをダメって言われないのが良いです。逆に「ダメじゃないんだ?!」って思う。(笑)

Sean:ダメじゃないから、ちゃんと弾いてね!っていう。(笑)

To-Ki:それは・・・(苦笑)

--- Angieさんにとっても、そういった面ではやり易いのではないでしょうか?


Angie:新しく入ったからという部分は多少あるんですけど、凄く制限されていると感じたことはないですね。性格もあるかもしれませんし、もしかしたら私が制限されてて気付いてないだけかも・・・。(笑)


(一同笑)


Angie:でも「こうやった方が良いんじゃない?っていうメンバーからのアドバイスは凄く助かりますね。「ああ、こういう感じもあるんだ」みたいな・・・自分の可能性が広がっていくというか。


--- 逆にAngieさんから他のメンバーに何か提案することは現時点でありますか?


Angie:今はまだないですね。入ってそんなに時間も経ってないですし・・・既存の曲を勉強していってるって感じなので。今はバンドの味を覚えて慣らしていっている感じです。提案はまた今後。


いざ発表したら皆「女性Voだ!」と騒いでたので・・・こっちとしても「してやったり」って感じで。(笑)

--- 話は少し戻りますが、Angieさんの加入を知った周囲の反応はいかがでしたか? 僕自身は「女性Vo!?しかも日独ハーフの!?」とびっくりしましたよ。


MSY:ははは。(笑) 最初アー写でAngieを女性とは分からないように撮ってて、それを公開したら一部の人間から・・・


Angie:今でも分かんないね・・・。(笑)


To-Ki:ねー・・・。(笑)


Angie:今でも分からない、って。(笑)


(一同笑)


MSY:Angieをシルエットのみで公開した時は、一部から「ゴツいロン毛の男が入ってきただろ!」とか。(笑)


Angie & To-Ki:ゴツく見えた!(笑)


MSY:他には、今はもう解散してしまったANOTHER STREAMのRIB君が入っただろ?みたいな事もちょこちょこ言われてました。(笑) 周りにもどんな人だと訊かれはしたんですけど、「発表はもう少し先だから」と濁してました。その後、いざ発表したら皆「女性Voだ!」と騒いでたので・・・こっちとしても「してやったり」って感じで。(笑) お客さん的にもまさか女性Voが入るとは思っていなかったんじゃないかな、と。


Sean:Angieは英語がね、上手いんだよね。


To-Ki:ドイツ語もね。


Angie:(笑) あ、でもいつかドイツ語で歌詞を書きたいなとは思ってる!


--- ドイツ語も!? Angieさんのお生まれはどちらなのですか?


Angie:生まれは・・・。(笑)


Sean:京都です!!(笑)


メンバー全員:ふふふ。(笑)


Angie:日本、関西なんですけど・・・。(笑)


Sean:面倒臭ぇ(笑)


Angie:2歳くらいでドイツに行ったんですよ。高校卒業まで向こうにいて、ちょっと「日本で生活してみたいな」と思って大学でこっちに来て・・・なんかいつの間にか6年くらい居る、っていう感じですね。(笑)


Sean:あ、そうなの?!(笑)


Angie:そうそうそう(笑)


Sean:フラッと来てただけなの?(笑)


To-Ki:いつの間にか、って。(笑)


Angie:フラッと来て、「次はどこの国に行こうかな?」って考えてる内に仕事始めてて・・・みたいな。(笑)


--- 英語が堪能ということは、今後歌詞はAngieさんご自身が書くことになるのですか?


Angie:あ、一応シングルもです。


MSY:"SINNER"は完全新曲なので歌詞は全てAngieが手掛けているんですけど、"AM1:23"は元々僕らがライヴでプレイしていた曲なので、そのライヴ映像などをAngieに見せた上で歌詞も任せています。


Angie:タイトルだけ残して、前任Voがどういうイメージで歌っていたのかを聴いて、それに合わせて歌っている感じです。


--- 歌詞を付ける上で、何かメッセージ性を込めたりするようなことはあるのでしょうか?


Angie:正直、何か凄くメッセージを伝えたいっていうスタイルは持ってなくて。逆にそれは「おしつけがましい」と私はちょっと思ってるんですけど、自分の今想っていることを正直に表現する──それはやっぱり歌詞で出来ることかな、と思ってます。「SINNER」は意味的に"罪人"になりますけど、どちらかというとバンドの仲間意識じゃないですけど、それこそ(自分が)新しいバンドに入って、新しい仲間とやっていくので、そういった事に対する気持ちをメインで表現しています。テーマ的に大きく変化するということはないと思いますけど、大体自分が感動したり、感銘を受けたことが今までも今後も歌詞の中に現れています。


--- MSYさんは、歌詞を書かれていた時はいかがでしたか?


MSY:・・・特に考えてなかったですねぇ・・・。(笑)


Sean:考える頭がないからなんだろ、お前。(笑)


MSY:『RESSURECTION CODE』では前任VoのSHINEが書いた歌詞を修正するぐらいだったので。僕が書いたのは1曲、音源になっていない"Light And Dark"っていう曲だけなんですよ。その歌詞もAngieが加入したので彼女に全て任せています。


Angie:入れ替えてしまって・・・。


MSY:なので自分が書いた歌詞っていうのは存在しないです。


Angie:え? "ディアボ"も?


MSY:あ、"ディアボ"があるわ!(笑) "Diabolus Vindicta"だけ僕が書いた歌詞です。


--- そうだったんですか!普段MSYさんと会場で話をする機会は多々ありますけど、こうやって面と向かってしっかり話を聞いてみると、新事実ばかりで・・・個人的にも凄く嬉しいですよ(笑)


(一同笑)


Sean:本当にMSYは馬鹿だったなぁ・・・(笑)


--- 「AM1:23」というタイトルは"1時23分"と受け取れますが、これには何か思惑があるのでしょうか?


MSY:「AM1:23」はAngie加入以前に出来ていた曲で、歌詞は僕が書いていたんです。"AM1:23"というのはチェルノブイリの発生時刻なんですよ。


Sean:原発事故だね。


Angie:ふふふ。(笑) もうちょっとMSYの歌詞に合わせるよ、若干!


MSY:まぁまぁ。(笑) 苦手なんですよ、歌詞を書くのが。Voとしての才能が僕には一切無いので・・・。


--- そうですか? MSYさんがGt/Vo兼任しているライヴは何度も観ていますけど、何の問題もなく説得力のあるステージでしたよ。


MSY:どうなんだろうね? 「やったら出来ちゃった」っていうぐらいですね。

Sean:お?天才発言か?(笑)

(一同笑)

MSY:実際そうじゃん!(笑)

Sean:この野郎。(笑)

MSY:だって実際・・・。(笑) 前任Voが脱退して、その一ヶ月後に次のライヴがあったんですよ。その間に何とかしなきゃ、って。まぁ自分は追い詰められてようやくやるタイプなんで・・・そこで本領発揮した感じですね。

To-Ki:ケツを蹴り上げないとやらないっていう。(笑)

Sean:代表的な・・・えーっと、代表的?お約束のダメ人間みたいな。

Angie:典型的、典型的な!(笑)

Sean:Angieに日本語教えられたぞ!クソ!(笑)

(一同笑)

出来れば・・・今年中にでも海外でライヴをしたいですね。

--- Angieさん加入以前の話になりますが、2014年春頃にフル・アルバム製作に向けてVo, Gtを募集しているとFacebookなどでアナウンスしていましたね。年内のリリースを目指しているとのことでしたが・・・


MSY:そうですね、本来であれば2014年末頃から始めたかったんですが、メンバーの脱退/加入が重なったので大分遅れてしまっています。予定としては今年中には製作を始めたいとは思っています。


--- となると、アルバムに向けてのマテリアルはある程度出来上がっているのでしょうか?


MSY:まだそんなに、ですね。でも・・・。


Sean:ネタとしてはちょこちょこ。もう少し足していけば、というところですね。


MSY:うん、ちょこちょこ。


To-Ki:種はあるんで、あとは苗ですね。


MSY:Angieが入ったので、アレンジを加えてだとかその他諸々でちょっと時間は掛かるとは思います。


--- AngieさんのVoは強烈なので、楽曲面でも同様に強烈なもの出来上がるのではと思います。SFTRらしいストレートなものになるか、これまでとは趣向の違うものになるか、非常に楽しみですよ。4人編成ということで、今後ライヴ・パフォーマンスの面でもさらに強力になるのではないか・・・と思ったりも。


Angie:(自分を指して) デカいしね。(笑)


Sean:3人だと"全員が止まっている画"は格好良かったんですけど、動きになると凄くバランスが悪かったんだよね。


To-Ki:動きは確かにね。


Sean:俺が真ん中で、お客さんから見えていたのは嬉しくはあったんだけどね。自分は結構動きながら叩くし、To-Kiもガンガン動くし。でもMSYはその場に留まらざるを得ないので・・・そういう点で、ライヴ・パフォーマンス中の動いてる画が俺はあまり好きじゃなくて。(※2)


3人体制時、MSY<Gt/Vo>はステージ上手、To-Ki<Ba>は下手、Sean<Ds>は中央のポジションだった。
※2
To-Ki:バランスが悪かったね。

Sean:そこが一番ピンVoが欲しいなって思ってた。

--- MSYさんは、楽器陣2人が激しく動いている中で「自分は・・・」と思う部分はありましたか?


MSY:Gt/Voをやってて、動きたいのに動けないっていうのはありましたね。ストレスとかではないですけど。今後ギター単体になるので、大分ライヴ中の自分のテンションも変わってくるんじゃないかと思います。


--- ギタリスト単体として動けるようになった今、MSYさんは今後どのようにアピールしていこうか考えていたりしますか?


MSY:特に考えてないですね。(笑) やりたいようにやれればいいかなって感じで。


--- SFTRの今後の展望などはありますか?


MSY:う~ん・・・特に先のライヴも決まってないし・・・。


To-Ki:とりあえずお誘いの話はメッチャ来てるよね。


MSY:昔からそうなんですけど、僕は日本には留まりたくないです。なので海外で・・・って、なんで皆笑ってんや!?(笑)


Angie:(自分を指して) えっ、その為の加入?!(笑)


(一同笑)


MSY:まぁでも元々海外は考えていました。本当に大袈裟なことを言うと「Wacken Open Airに出演したい!」とは昔言っていましたし、出来れば・・・今年中にでも海外でライヴをしたいですね。皆に有給を取って貰って。(笑)


--- おお~!ファンとしてそれは非常に楽しみです!通訳もいますしね・・・!(笑)


MSY:そうですね。


Angie:ツアマネやらされそうだよね、ははは。(笑)


To-Ki:「Angie、買い物に行くから付いてきて~」って。(笑)


Angie:「自分でやれ!」ってね。(笑)


Sean:付いていくならまだ良い方だよ、「アレ買ってきて!」でしょ。(笑)


MSY:一応全員海外の経験あるでしょ!(笑)


Sean:ん?ああアレ?俺はハンバーガーを注文したら2倍出てきた記憶しかない・・・1/4で注文したのにさ、1/2出てきたんだよ。


Angie:それは発音が悪かったんちゃうの?


To-Ki:いや、1/4であのデカさだから、きっと(笑)


Angie:ああそうか。(笑) 適当だからね~。


--- 海外に行ったのは、何かバンドのライヴを観に行ったとかではなく?


MSY:専門学校時代に・・・。


Sean:楽器陣3人は同じ専門学校にいたんですよ。


MSY:みんなロサンゼルスに研修で行ったんです。


Angie:そうなの?ほぉ~!凄いね!


MSY:1週間だっけ?10日?


Sean:1週間くらいだね。


--- 三人共出身が同じだったんですか!


MSY:そうです、先輩と後輩の関係でした。


Sean:俺が最初に入学して、順にMSY, To-Kiが入ったんです。で、オレは2人が入る時に、一緒に学年主任みたいな人のところへ「よろしくお願いします!」って一緒に頭を下げに行って・・・親か!(笑) 「俺のバンドのメンバーなので!」って。


--- するとSeanさんが一番年上で、To-Kiさんが一番年下なんですか?


MSY:Sean, Angie, 僕, To-Kiの順で、みんな一個ずつ下がっていってるんです。


Angie:(To-Kiを見ながら) 何ニヤニヤしてんの?(笑)


Sean:殴られたいの?(笑)


(一同笑)


--- そろそろお時間のようなので、最後に読者へメッセージを頂けますか?


Sean:完全に(頭の中に)『YOUNG GUITAR』のDVDが出てきた(笑) 「どうもご覧の皆様!オレがSIN FROM THE RESURRECTIONのHadisです!COOLなDVDが出来たので是非チェックしてくれよな!」


To-Ki:あははは。(笑)


MSY:次のチャプターに変わってCD持つっていう(笑) 「今回このアルバムを引っ提げてきたぜ、聴いてくれよな!」って・・・ダダダーン!カッカッカッカッ!


Sean:デレデレデレデレ・・・!(笑) 俺じゃねぇし!ドラムじゃねぇし!(笑)


(一同笑)


Sean:2015年からはね、活動をガンガンしていかないとね。ライヴの本数も増やしていって、さっきMSYが言ってたように海外でのライヴも視野に入れて動きたいし。もちろん、国内の仲の良いバンドの中にはかなり人気が出てたりメジャーに行ったりしてるのもいるで、その辺りも潰していかないとね。


MSY:そうですね。


Sean:単純に悔しいもんね、同世代の奴らがドンドン上に行ってるのは。


MSY:ガンガンやっていきたいね、ワールド・ワイドに。


Angie:世界制覇。


MSY:世界制覇・・・世界制覇!?(笑)


Sean:悪の組織!?(笑)


Angie:あははは。(笑)


MSY:まぁでも、本当にデカくやりたいね。


Sean:音源もしっかり出してね。『RESURRECTION CODE』を出したのが2013年の5月だもんね。作り始めるタイミングは今年中には決めて、来年出せれば所謂3年周期には乗るので。まぁ前作はミニ・アルバムでしたけど、3年周期でアルバムをしっかり出すっていう流れが良いかなと思いますね。・・・とにかくライヴを観に来て下さい!(笑)


MSY:新体制なんで、Angieを観に来て貰えれば・・・と。


Angie:うん。(笑)


Sean:そう、3人の時も格好良かったけど、もうね。この前のゲネから手応えしかないもんね。俺らの活動を応援してもらえないとね、活動出来ないからね。(苦笑)


MSY:そうだね・・・。(苦笑)


Sean:国内では数少ないジャンルのバンドだと思うので、多分隠れファンがまだ一杯いるはずなんだよね。


To-Ki:それが表に出るように。


Angie:とりあえず来い、と。(笑)


Sean:お客さんが「俺らもSFTRのライヴに行きたい」と思えるようにね。


To-Ki:「行きたいな・・・」じゃなくて「行こう!」ってなるように、やっていきたいね。


SIN FROM THE RESURRECTION 最新シングル

SIN FROM THE RESURRECTION /...

SIN FROM THE RESURRECTION / [SINNER] [AM1:23]

[SINNER] [AM1:23]
2015年1月31日発売
500円(税抜463円)
※ライブ会場のみでの販売

収録楽曲
1. AM1:23
2. SINNER
特別プレゼント

SFTRの最新シングル本作を読者プレゼント!
下記いずれか行っていただいた方の中から抽選で3名様にプレゼントさせていただきます。
※発送はMetallization.jp事務局より行わせていただきます。

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▼応募方法
○Twitterでの応募
Metallization.jp Offical Twitter @Metallizationjpまで「SFTRシングルプレゼント希望」とツイートしてください。
○Facebookでの応募
Metallization.jp Facebook Official Pageから「SFTRシングルプレゼント希望」とメッセージを2015年3月15日(日)23:59までにお送りください。

※落選者にはご連絡いたしません。あらかじめご了承ください。
※本企画は終了いたしました。

SIN FROM THE RESURRECTIONライブスケジュール

2015年3月21日(土) GATEWAY STUDIO渋谷
2015年4月17日(土) 今池 CLUB 3 STAR
2015年4月18日(日) 難波ROCKETS

SIN FROM THE RESURRECTION