2015年10月24日 更新

THOUSAND EYES インタビュー

記事公開日:2015/09/25 - 2ndアルバム「ENDLESS NIGHTMARE」のインタビュー。話し手にKouta氏(Guitar)と Toru(Guitar)氏。

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記事公開日:2015/09/25

錚々たる面々で構成されたメンバーに、そのメンバーからくる予想と期待を遥かに上回るクオリティ、デビュー作ながらも風格すら感じさせるアルバムを引っ提げ、メロディックデスメタルのシーンに登場したTHOUSAND EYES。衝撃という言葉に相応しいデビューから約二年半、待望の2ndアルバム「ENDLESS NIGHTMARE」をリリースした。90年代後半のイエテボリの遺伝子を受け継いだ音楽性、激情的なリフと煽情的なメロディがせめぎ合って、琴線を刺激しまくる楽曲、本来の魅力を失う事無く、構成やアレンジ面では前作以上に成長の跡を見せる本作、想像を絶するプレッシャーがあったと思われる中、それを撥ね退ける快作を生み出してくれた。今回は「ENDLESS NIGHTMARE」の話を中心に、Metallization.jp初という事で、THOUSAND EYES結成の話等も語っていただいた。
THOUSAND EYES

THOUSAND EYES

L to R:
Dougen(Vocals)
Kouta(Guitar)
Fu-min(Drums)
Akira(Bass)
Toru(Guitar)

THOUSAND EYES:Kouta(Guitar), Toru(Guitar)
インタビュアー:多田進

一歩引いて冷静に判断してくれているから上手くいっているのもあると思います。

--- まずはMetallization.jpで初めてTHOUSAND EYESに触れる方もいると思われるので、結成から現在に至るまでの流れをお願いします。


Kouta:2011年に僕がメロディックデスメタル的なオリジナルをやりたいっていう事から始まって、昔から知り合いだったDougen(Vo:AFTERZERO)を誘い、当初はユニットして音源を作っていこうというのが元々の始まりですね。そんな感じで何となく音源を作ってみて、周囲の人達に音源を聴かせたところ、「アルバムで聴いてみたい」と言われたりもしたので、正式なバンド形態にして動いてみようかなって。まず、(自分の相方となる)ギタリストは彼(Toru:TEARS OF TRAGEDY)しかいないと思ってた。彼とは付き合いも長いし、僕の脳ミソの中まで理解してくれて、一緒にギターを弾いてくれるのは彼しかいないと(笑)。あと、ドラマーも昔からの知り合いでJuhkiくん(前Ds:KNIGHTS OF ROUND)に頼めたんですが、ただ、ベーシストについては、そもそも自分がミュージシャンの知り合いが少ないので、あてが全くありませんでした。そんな時たまたまネットで「ベーシストどうしよう?」って呟いてたら、Akiraさん(B:YOUTHQUAKE / VOLCANO)から「やってもええで!」ってコメントをくれて。


--- Akiraさんが参加したのは、そういう経緯だったんですか!


Kouta:(Akiraさんとは)元々、知り合いだったし、何度か共演した事もあったんですが、ここに(先輩である)Akiraさんが参加するとなると、適当にやるわけにはいかないわけで(笑)、そこで更に本気でやろうという気持ちが芽生え、Akiraさんが連絡をくれた次の日に、早速会いに行ったんですよ。これまでにAkiraさんとはじっくりと話した事が無かっただけに、いきなり怒られたらどうしようかと少しばかし心配しながら行ったわけなんですが(笑)、そんな事は全く無く、快く受け入れていただいて、結成に至ったという感じですね。


--- 各方面から集まったメンバーでバンドを成してますが、各メンバーがパズルのピースのようにはまってて、きちんと役割を果たしているチームワークが出来ているように感じましたね。


Kouta:メンバーを集めた段階でプロジェクトという形で動いていくつもりは全く無くて、やるからにはキチンとしたバンドという形態で動いていくと決めていたので、作曲も場合によっては他のメンバーにも参加してもらおうとは思ってましたね。


--- Toruさんはどうですか?


Toru:さっきKoutaさんが言ってたように、(Koutaとの)付き合いが結構長いのに加え、Dougenがリーダーで活動しているAFTERZEROで長い間サポートで参加してたり、Akiraさんが参加しているVOLCANOでも一回だけサポートで参加したりした事もあったし、初代ドラマーだったJuhkiくんのKNIGHTS OF ROUNDとはTEARS OF TRAGEDYで何度も共演していたので、各メンバーが全く知らない人達の集まりでもなかっただけに、バンドとしての歴史は浅いですけれども、結束はそれなりに出来ていたのではないかと思うのですよ(笑)。


Kouta:メンバー全員がメインとなるバンドを持ってて、メインのバンドの活動在りきで僕のバンドにも参加してもらっているという感じなので、僕が作る音楽やTHOUSAND EYESというバンドに対して、一歩引いて冷静に判断してくれているから上手くいっているのもあると思います。


Toru:僕もTEARS OF TRAGEDYのリーダーですし、DougenもAFTERZEROのリーダーですし、Akiraさんも解散はしてしまいましたが、YOUTHQUAKEのリーダーでやってて、リーダーの精神的負担の大きさ、やる仕事の量が多いというのも理解しているとは思うので、いい意味で余計な口出しはしないというのがあるとは思うんですよね。


--- 音楽面でのアドバイスなどはどうですか?


Kouta:例えばAkiraさんは曲のテンポとかイメージに対するアレンジとかを結構やってくれるんですよ。曲が出来てから、テンポとかが変わる事があるんですが、大体はAkiraさんのアドバイスで変えたりする事が多いですね。作曲してても、自分の中で迷いがある部分が幾つか出てくるところがあるんですが、そういうところをAkiraさんが気づいてくれて、例えば前作「BLOODY EMPIRE」での“Last Rebellion”、サビのメロディを最初は適当に作っていて、こんな感じでいこうと皆に聴かせてみたところ、案の定、Akiraさんから「ここちょっと後半の盛り上がりがイマイチじゃない?」って指摘され、手抜きがバレると(笑)。そこで、そのアドバイス通りにしてみたら上手くいったんですよ。一気に代表曲へと生まれ変わりました。僕が迷ったりとか、ハッキリとしてないところとかを気づいてくれて、いい方向へと持って行ってくれますね、Akiraさんは。


--- THOUSAND EYESというバンド名の由来を教えていただけますか?


Kouta:これは僕がDEATHの“1,000 Eyes”という曲が好きなので、そこから取りました(「SYMBOLIC」収録曲)。単純にそれだけです。


自分の好きな要素を全部入れられたかなと思います。最近こういうことをする人もあまりいないかな

--- 二年半ぶりとなった2ndアルバム「ENDLESS NIGHTMARE」について、色々と聞きたいと思うのですが、まずは前作から二年半の間が空いた理由を聞かせていただけますか。


Kouta:アルバムは基本的に二年サイクルで作れればいいかなとは思っていたんですが、去年の春頃、Dougenの声が出なくなってしまったために、デモ制作がストップしてしまいました。その間なかなか作曲のモチベーションも上がらず、半年から一年分は遅れたと思います。


--- 今作も前作同様にアルバムタイトル曲を頭に持ってきましたが、これは何か拘りでもあるんでしょうか?


Kouta:そうですね。僕はタイトルチューンが一発目というのが好きなんですよ。例えばJUDAS PRIESTだと“Painkiller”とか“Ram It Down”みたいなイメージですね。前作の“Bloody Empire”はDougenが持ってきた歌詞がいいタイトルだったんで、アルバムのタイトルにしたいと思って決めたんですが、今回は先にタイトルから考えたというか、一曲目にキャッチーなタイトルを持っていきたいというのがあって、アルバムタイトルになるようなものにしようと思い、それを念頭に置いて考えて付けました。


--- 聴き手のハートを見事に掴みましたね!


Kouta:そうですね。やっぱり一曲目は大事ですから!


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