2015年10月5日 更新

第二回ゲスト:MAZZY(AWAKED)× Ina(IN FOR THE KILL)

記事公開日:2015/04/14 - 第二回目のゲストはAWAKEDのMAZZY氏とIN FOR THE KILLのIna氏を迎え、3時間近くの座談会となった。

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記事公開日:2015/04/14

Metallization.jp企画会議 第二回

Metallization.jp企画会議 第二回

L to R:
MAZZY(AWAKED), Ina(IN FOR THE KILL), 小川(Metallization.jp), 別府伸朗

凄く雑だよ、モテたかったし仕事なんてしたくなかった。(MAZZY)

別府:まずお二人の音楽的遍歴を教えていただけますか?

Ina:俺からですか?(笑)。最初は普通にB’zとか聴いて、それでLUNA SEAに行ってからバンドにハマることになって。バンドをやっていないのに「バンドやろうぜ」とかを買ってました。当時はビジュアル系が流行っていて写真が一杯掲載されていて。そこに世界最速みたいなタイトルでSLAYERが載っていたんですよ。おどろおどろしいジャケットでメンバーはスキンヘッドだったり長髪で髭面だったり、「何だこれ、怖いけどカッコいい」と思って。それでその時出ていたアルバム「DIVINE INTERVENTION」を買いました。それが高校一年の時で、聴いて頭痛くなりましたけど(笑)。これを聴けるようになったらカッコいいな、友達に自慢できるなと思って、毎日聴いているうちにやっぱりハマってきて。多分そのときの「バンドやろうぜ」にPANTERAが載っていてそれも買ってみようと。「悩殺」を買ってみたらコッチがSLAYERよりもグッと来て。

別府:それはグルーブもあったからですか?

Ina:そうなんですかね、なんか乗れてキャッチーな感じだったんですよね。どういった仕組みなのか分からなかったけど、こりゃいいなとハマって。そこからは色んなメタルやハードコアバンドに手を出していってドップリです。

別府:MAZZYさんは?

MAZZY: InaのB’zは何歳位まで遡った?

Ina:中学位ですかね?

MAZZY: そこまで遡るならチェッカーズ、C.C.B.ですね。中学一年生の頃にウチに初めてコンポが届いて、音楽が面白いなと。その後にレンタルレコードブームが来て、近くのレンタル店が会員になったらテープをくれるというので、これは面白いと色々借りまくって。BANANARAMA、CULTURE CLUB、それから段々とGASTUNK、LAUGHIN' NOSEとか聴いて。暫くしてからバンドやりたいなと思いはじめ、段々とテープに録音しているのがハードコアやパンクになっていき、UKハードコアを辿って日本のハードコアも聴いて、それからクロスオーバーが入ってきてUSハードコアへと行きました。そうやって聴いていって音楽的にも思想的にも強くて、ライブもとにかく強くて最強なんだと感じたのがPANTERAでした。

別府:バンドを組むきっかけは何だったのですか?

MAZZY: 凄く雑だよ、モテたかったし仕事なんてしたくなかった。適当にお金が入ってお酒も飲んでたら過ごせそうだし(一同爆笑)。

小川:凄く雑だけど理由としては合ってる気がします(笑)

別府:「モテたい」ってのは重要ですよ。

MAZZY: 男からも女からもそういう風に魅力的に見えたり、考え付かないくらいメチャクチャなことをするのってアイコンとして面白いでしょ。それが中学3年位ですかね、LAUGHIN' NOSEの「Laughin’Roll」、「R&R De-sire」や「Broken Generation」がドンピシャの時です。

Ina:俺は真逆ですね(一同笑)。24歳の時まで完全にリスナーで、どっちかと言えばインドア派だったから。家に篭ってひたすら音楽を聴いて過ごしていて。不良にも成れなかったし。ただただメタルだけを聴いて過ごしていて、他の事は一切俺の世界には存在しないみたいな。生活の全てが『メタルを聴く』ってだけ。

MAZZY: それって深そうだね。『沼』をさらう?

Ina:今回はいいんじゃないですか、『沼』のことは。まぁ、色々とあって学生時代は俺は沼に住んでいたんですよ(笑)。メタルを聴くだけが生きがいでした。24歳の時にバイト先にバンドをやっているヤツがいて、「ヴォーカルがいないんだけどやらないか?」って誘われて。ベースを買って家で弾いたりはしていたけど、(ヴォーカルを)やりたいとは思っていなかった。だけどその言葉が何故かすっと入ってきて、やってみようかなと。曲を作ったりして初めて出たのが本八幡のROUTE14。

MAZZY: 何で本八幡だったの?

Ina:当時住んでいたのが松戸で。まあメンバーが決めた感じです。

MAZZY: その頃の本八幡ってワルいバンドばっか出てたんじゃない?

Ina:もう俺がやっていた頃はマンスリーのスケジュール見ると殆どがヴィジュアル系で、あとはちょっとメロコア系。治安が悪い感じではなかったですよ。あとは市川のCLUB GIOとかでもやりました。DEEP SLAUGH-TERとか小手とかと当時一緒にやりましたね。その時のメンバーさんが今もいるのかとかはわからないんですけど。自分のやっていたバンドがロックなのかハードコアなのか分らないスタイルで、なかなかこれだという追求が出来ない感じでやっていて。それで中途半端な感じがしたし、やっぱり本格的にメタルがやりたかったから辞めて、昔の細い路地の先にあった御茶ノ水のユニオンのメタル館にメンバー募集の紙を見に行ったんですよ。そこで見ればメタルバンドに入れると思っていたから(笑)。そこで見つけたメン募のオーディションを受けてメタルバンドに入って、それから高円寺のライブハウスとかに出るようになって。その頃に対バンしたGODDA SHANXというバンドがあって、後にMETAL SAFARIで一緒にやるHIRO-YUKIがギター弾いてて。そこのヴォーカルが抜けるって話になって、俺も今のバンドを辞めるから一緒にやらないかと。そしてGODDA SHANXに加入して何年か活動したんですけど解散してしまって、改めて立ち上げたのがMETAL SAFARI。

METAL SAFARI "How to die." (taken from the album PRISONER) - YouTube

Brand new music video by the leading Japanese extreme metal quartet, METAL SAFARI. Taken from the new album PRISONER.
別府: MAZZYさんはSUNS OWLの前暦はさっき話していたINFERNO FIGHTERですよね。

MAZZY: INFERNO FIGHTERはGOさんにドラムを手伝ってもらってたんですよ。GOさんとSABちゃんがメタル寄り・・・、当時はスラッシュメタルって言ってたかな?そんなバンドをやるって言ってて。もう自分で作詞作曲、アレンジ、営業活動、そういうの全部やるのに疲れちゃってて。メンバー4人いるんだったら4人全員で同じ活動が出来るポテンシャルの人じゃないと、俺が枯れた後に戦い抜けないと。それでINFERNO FIGHTERを抜けて、「GOさんのドラムが世界一カッコいいからGOさんと一緒にやりたい」って。

小川:当時のSABさんは赤モヒカンですか?

MAZZY: シド・ヴィシャス!

別府:そういえば最初にSUNS OWLの音源をリリースしたのはハードコア・レーベルですよね。

MAZZY: MCRからリリースしてます。

別府:一番最初に僕がSUNS OWLの名前を耳にしたのはG.M.F.の解散ライブでした。外でシングル売ってましたよね。

MAZZY: ON AIR EASTですよ!俺は声出して売るのが得意でした(一同笑)。G.M.F.と繋がる前に実はCOKEHEAD HIPSTERSがいるんですよ。僕たちが九州にツアーに行った時に初めてのきっかけがCOKEHEAD HIPSTERSのベースのコバさんが「S.O.Dみたいでカッコいいね」って言ってくれて。それでG.M.F.の遠藤君のBLOOD IN BLOOD OUTからの方がいいんじゃないってなって、それで話をしたらいいよってなって。そう言えばデモの時のベースがBASSAIUMのナベ君でした。

AIM HIGH - SUNS OWL - YouTube

●SAB(G) met GO(Dr) and formed the first band in 1994.When MZM(Vo) joined them, they changed the band name to "SUNS OWL" and started to perform constanly. Ex ...

でもそういった遊びのある部分、余裕を持ってやりたいっての、今はありますよ。(Ina)

別府:バンドをやっていれば音源制作についても考えると思うのですが、どうやって作業は進めましたか?

MAZZY: 俺は音楽の理論にはそんなに興味は無いし、そういうのは得意な人がやればいいし、俺はお酒飲んでたばこを吸いながらただ歌を歌いたいだけ。スタジオに入って曲作りになったら、そこのリフがあれでとか始まるじゃないですか。俺、酒買いに行っちゃいますから(笑)。俺が何か言っても「分ってないですよ、そこはこういう流れがあるからこうなんです」って・・・、うるさいよ、君たちが幸せになるなら好きにすればいい!!!俺は幸せになりたいから酒を買ってくる(一同爆笑)。

Ina:でもそれってどんなリフの上でも歌ってやるってことですよね。

MAZZY: あまりにもひどくなかったらね。ダサくないっていうのでなければそれは挑戦だから、これにどう乗せてくるんだろうなって。AWAKEDでもそうですけど「MAZZYさんならイカツイの乗せてくると思うんで」って、任せとけと。「今回はTHIN LIZZYみたいなんですけど、MAZZYさんならいい感じで乗せちゃうんだろうな」って(笑)。それを言ってくるのが伊藤君だね。

Ina:IN FOR THE KILLはそこまではざっくりじゃないですね。

小川:お、結構キャラが立ってきましたね(一同笑)

MAZZY: 本当に勉強になりますよ、キチンとやってて。俺、こんなんでいいのかな(笑)

Ina:ウチもそんなにキッチリはしてないですけど。酒飲んでスタジオ入ることもあるし、ノリですよね。そもそもまだ曲全然作ってないですから。7~8曲っすか、その内2曲は俺の口ギターリフからはじまって出来たし(一同笑)

MAZZY: そうそう、それが楽しくない?

Ina:でもそろそろちゃんとしないとマズイと思ってて(苦笑)、やっぱりRYO-SUKEさんに任せようと(笑)。俺はあまり口を出さないで、もっと緻密なものを作ってもらおうと(笑)

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IN FOR THE KILL 「Demos '2014」 Rec
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