2015年10月5日 更新

第一回:高谷学(DIABLO GRANDE) x NOV(AION)

記事公開日:2015/03/03 - 第一回目のゲストは、AIONでの活動の他、VOLCANO、地獄カルテットでも活躍するNOV氏。

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記事公開日:2015/03/03

高谷学(DIABLO GRANDE) x NOV(AION)

高谷学(DIABLO GRANDE) x NOV(AION)

その時に天狗だった鼻をへし折られたんですよ(笑)

高谷:今日はありがとうございます!第一回目という事で手探りですが宜しくお願いします!

NOV: 宜しくお願いします〜。ヘヴィ・ヴォーカリスト同士として(笑)

高谷:今言っても大先輩なんでね。

NOV: でも年一緒でしょ?(笑)

高谷:そーなんですよねぇ(笑)

NOV: 午年でしょ?(笑)

高谷:はい(笑)。


高谷:そもそもの、歌を始めたきっかけってなんだったんですか?

NOV: シンプルなんですけど。自分で言うのもなんですけど。格好いいんですけど(笑)僕、声潰れてるじゃないですか。ずっと幼い頃から野球やってて、小学校から中学にかけてプロ目指してたんです。結構レギュラー取れて、関西のリトルリーグで優勝したりしてて。

高谷:あ〜!練習の声出しで潰したんだ!

NOV: そう(笑)プロになるつもりの生活を送ってたんですが、身長が伸びない。だんだんレギュラーの座が危うくなってきて悩み始め、中三の夏にもう無理だと。プロ野球選手の夢を諦めたんです。んで、夢がなくなって目標もなく、普通の公立高校に入って。なんとなくサッカー部入ったりとか、なんとなく暮らしてたんです。ある時、違うクラスの奴から「変わった声してるって噂で聞いたから、ちょっと話したいんやけど」と。「え?何?」って。「バンドやってんの?」と言われて。「バンドって何?」みたいな(笑)

高谷:まずそっからだ(笑)

NOV: (笑)相手は「ヴォーカルやってんのかと思って」「え?ヴォーカルって何?」って(笑)「いや、歌。歌ってないの?」「僕が?歌った事ない」「ほんなら、その声なんなん?」「野球やってたから(汗)」「それはそれでおいといて、ヴォーカル探してるからやってみない?」って(笑)何がなにやら分からないまま(笑)それで「とりあえず聴いてみて」とカセットテープ渡されたんです。音楽を聴くのは好きだったので、テープを聴いて「へ〜。ロックなんだぁ・・・」と。後日、テープを返したら「これ歌わない?」と「いやいや、こんなん僕歌える訳ないじゃないですか。英語無理やし」って言うたら、「NOV君何言うてんの、これ日本語やで」(笑)。それがLOUDNESSやったんすわ。

高谷:でた!ちょうど同じくらいの時、俺もショック受けましたわ〜。

NOV: 「日本人でもこんなんやってるんや!」って知ったら、「もしかしたら俺にもできるんちゃうか?」って。「面白そうやな。ちょっとやってみようか」という気になって。新しい世界で夢を見つけたような感じ。時間かかるかもしれないけど、覚えてみるのはありかなって、コピーし始めたんですわ。

高谷:だけど、LOUDNESSでしょ。ハードル高いすよね?俺もやってみたけど、当時無理だったもん(笑)

NOV:でしょ(笑)当時ファルセットでもないただの裏声で下手くそに歌ってたのに、クラスの皆に「お!NOV凄いな!」って誉められて。「俺、いける!」って調子に乗って(笑)「OZZYとかTIGERS OF PAN TANGとかもやって行こうぜ!」みたいになって。高校の軽音部で歌うようになったんです。

高谷:あ〜そのくらいで軽音やれるってでかいっすねぇ。

NOV: 一年後にまた出来事があったんですけど。スタジオ入った時に、ドラムの奴が現役でやってる先輩ミュージシャン連れてきて。売れてるとかじゃないんですけど。22〜3くらいのライヴハウスで活動している女性のヴォーカルさんが来て。当時のメタル姉ちゃんですよ(笑)。僕も天狗になってたんで「お姉さん、ちょっと僕らのバンド聴いてみてくださいよ」って。ええとこ見せてやろうって。高校生が(笑)。それで、LOUDNESSの「In The Mirror」歌ったんです。裏声で(笑)当時は、メタルだからスタジオで声が聞こえないのは仕方ないと思い込んでたんですよ。彼女はスピーカーの傍だったから聞こえてるだろうって、自信満々に歌いきって。見たらお姉さん口あけてたんすよ(笑)。ドラムの奴がアドバイス求めたんです。何誉められるんやろってワクワクしてたら「あんた、正直に言うけどそれ歌ちゃうで」って(笑)それで彼女が目の前で同じ曲歌ったら、もうスピーカーから「ブワ〜ッ」て。その時に天狗だった鼻をへし折られたんですよ(笑)そっから「よし、練習するぞ!こうなろう!」って。逆にポジティブに。

高谷:野球で一生懸命やってきたからそういう気持ちになれたんじゃないですか? 普通立ち直れないっすもん。

NOV: そうですね。負けたくないって気持ちがでてきたんでしょうね。

高谷:じゃ、そっから弾みがついて?

NOV:それで、ボイトレしたくて。当時ロックなボイトレをやってる学校なんてなかったから。そのお姉さんに、スタジオの店長でヴォーカル教えてくれる人がいるよって紹介してもらって。ハイトーン・シャウトできるようになる為に。「二井原実になりたくて」って言ったら、「とにかく歌い続けろ」と。泣きながら、えづきながらやり続けて。吐きそうになりながら。実際吐いて(笑)「お前、もう歌う前に飯食って来るな!」って(笑)でも、やり続けたら声が出るようになるからって。

高谷:あ〜、努力したんですねぇ。まぁ、努力なくしてああはならないけど。俺とは違うなぁ。

NOV:やるしかない、って思ってたんで。

今でもAIONが最優先であり重きを置いてやってます。

高谷:鼻へし折られた後、あの実力をつけて。のし上げるきっかけになったのはなんだったんですか?

NOV: 当時高校生ながらライヴ活動してましたね。近所のライヴハウスを借りて、高校生だけでイベントやったり。他校のバンド誘って仲良くなったりして。そんな中「俺はプロになるぞ」って高三で決意が固まりつつあって。担任の先生には「親は認めてくれてる」って嘘ついて(笑)親には「先生は俺の才能を認めてくれてる」って嘘ついて(笑)たまたま親父が職人やったから「好きな事とりあえずやらしたる」って。親に負担かけたくないから大学行かずにアルバイトでバンドやらせてくれって。ここがポイントなんですけど、親と約束したんです。「4年間好きな事させてやる。4年間音楽やって芽が出なかったら諦めて俺の後を継げ」と。

高谷:じゃ、期限切られたけど、やれる事になったと。

NOV:高校で一緒だったバンドのメンバーとは、生き方が変わった事で一緒にできないなって(笑)他のメンバーは皆進学しちゃったから。「大学行くような連中とは一緒にでけへん!」(笑)ほな解散しましょって。バンドなくなって途方にくれて(笑)とにかく外でやりたかったけど、なかなかメンツが集まらないし。そんな中、当時のジャパメタ大好きやったから。ライヴ観に行くのも好きで、一緒に観に行く仲間ができて。その中の一人に「彼氏がバンドやってるからオーディション受けてみない?」って話を貰ったんです。それが後のPARANOIA。

高谷:関西では有名でしたよね。俺らの世代だったら絶対知ってる。そこで颯爽とインディーズ・シーン・デビューですか。

NOV:一年くらいやって、色々あって脱退して。今度は自分がリーダーになってZ-SECTを結成して一年位やって。R&Rやりたいってギターが言い出して音楽性で割れたりして。

高谷:(笑)時代反映してるな〜。GUNS N' ROSESとか流行った時期ですよね(笑)

NOV:そこでちょっと、自分にはバンドをまとめる力がないなぁって。悩んでいた時期に当時の事務所社長からAION加入の話が出たんです。悩みましたけど加入する事にしたんです。

高谷:それで晴れてメジャー・デビュー?

NOV: そこから2〜3年かかったかな。

高谷:当時から物凄かったですよね。俺がまだ駆け出しだった頃、AIONファンは多かったですよ。特に楽器をやる高校生くらいの子達に。AIONは技巧派でしたよね。

NOV:楽器の技を追求してたところはありますね。

高谷:AIONは、当時「LOUDNESSの再来」的な扱いをされてましたよね。そう表現する連中が多かった。ひたすら二井原さんを追いかけて比べられるようになったって、凄いですよね。

NOV:未だに「二井原実になりたい」って思ってますよ(笑)

高谷:一時、本家のお弟子さんを交えたカヴァーバンドをやってましたよね。でもその頃って、あまり活動されてなかった印象なんですけど・・・。

NOV:AIONの活動が縮小してたんですよ。メジャーから離れて、リズム隊が抜けて。でも活動は継続したいから。AIONありきとして単独で。そこで出たのがVOLCANO。

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