記事公開日:2014/11/06

2001年結成、幾度のメンバーチェンジを経て、2012年に女性シンガーUが加入。2014年10月24日に3rdアルバム「Corridor To The Frozen Sky」をBlack-listed RecordsからリリースしたXECSNOINのインタビューを敢行した。
XECSNOIN

XECSNOIN

U(Vo) 迅(G) 雀蕗(G) JUN(B) MASATO(Dr)

XECSNOIN: JUN(Bass), U(Vo), 雀蕗-zakuro-(Guitar)
インタビュアー:伊平幹生(ライブハウス吉祥寺クレッシェンド店長)

(メンバーが替わる)その度に他のメンバーも足を止めて、やっぱり息が合うところまでやっていかないと

--- 今回のアルバムについてきかせてください。


U:やっと今のメンバーで初めてのフルアルバムを出せました。本当にずっとずっと出したいと言っていたので…


--- 現メンバー初なんですね?


U:そうなんです。メンバーチェンジが激しかった時期がありまして。ボーカルがまず私に替わった時にドラムも替わったんですけど、また抜けまして。そこから今のMASATOが入ってからになります。(メンバーが替わる)その度に他のメンバーも足を止めて、やっぱり息が合うところまでやっていかないといけなく。本当に遅くなってしまって。


--- Uさんが加入後、全曲作り直したんですよね?


JUN:昔のキーがあまりにも合わない曲は出来ないということになり、じゃ急いで曲を増やさなきゃって。


U:今でも(加入)前の曲を大事にやっているのもあるし。(Voが)男性から女性に替わったので、どうかっていうのはみんなあったと思うんだけど、割と私「男(声)キー」なんです。プラス、レンジが広く、上の方(のキー)も使えるので、幅が広がったというか。


--- じゃあ、今回入っている曲は加入後に出来た曲がほとんどですか?


JUN:練り直しが1曲(#8 Hands On Wheel)。1stアルバムに入れた曲を雀蕗君がもっと刻ませろと言うので、じゃあ作り直そうと。


U:全然別の曲になっているんじゃないかな。


JUN:Cメロとかは全部変えちゃったんで。


--- 元が知りたい人は1stアルバムを買え!的な?


雀蕗:うん、ていうか、これが「真(しん)」!(全員爆笑)


U:元々あったバンドに加入する場合、もちろん前のボーカルさんはリスペクトするんですけど、後から入ると前の作品はあんまり聞かないようにするんですよ。バンドがどういうものか知りたいので、加入時にさらっとは聞きますけど、あんまり聞き込んでその人の第2号みたいになっても意味がないので。


--- アルバムの6曲目(Diaspora)は音源化していなかったデモ曲が元になっているということですが、これもUさんが加入後のデモが元なのでしょうか?


雀蕗:(U加入後)ほぼ出来上がっていたものをやっていたんですけど、なんかイマイチって感じになって、作り直したってことかな。


--- 練り直し以外は加入後に全部作ったってことですか?


U:そうです。私は全部ゼロからなのと、加入前の知識はないので、リメイク感は一切ないですね。


レコーディング自体は順調でした。ただアルバムを録るっていうまでに5年かかっちゃったんですけど(笑)

--- レコーディングは順調だったんですか?


JUN:レコーディング自体は順調でした。ただアルバムを録るっていうまでに5年かかっちゃったんですけど(笑)。僕ら宅録をしないので、レコーディングスタジオでエンジニアをたてて録るんですね。いやらしい話、コストが発生するので、普段の定期的なスタジオリハーサルでプリプロをして作っちゃうんです。レコーディングスタジオに入ったら録る作業のみ。そこで新たに発展とか、アレンジが「う〜ん」っていうのはその前に全部やっておくので、レコーディング自体はバッキングを2日で録ってたりとか。バッキングに関しては原則2テイクまでの縛りがあり…


--- 厳しいな〜(笑)。まあコストかかるから、縛り必要ですよね。


U: XECSNOINは計算をちゃんとやってからっていうのが好きで、(レコーディング)現場でなにか(予定外のことを)するっていうのは嫌うんです。私はXECSNOINに加入するまでは全部現場で作るぐらいだったんです。計算して動くのが苦手で。(加入後)シングル(BRIGHT DARKNESS:2012年)を出しているので、メンバーも(私の)扱いが分かってきたというか。バックがサクサク録ってくれて、(ボーカル録りの)時間を空けてくれました。私は感情のままに動くんですけれど、メンバーが上手いこと操作してくれています。前よりも「操られているな」っていうのはありますね。


[PV] BRIGHT DARKNESS - XECSNOIN - YouTube

ニューシングル "BRIGHT DARKNESS" 2012/9/19 発売! New Single "BRIGHT DARKNESS" SEP/19/2012 In Stores!!

--- 今回は上手くコントロール出来たんですね?


JUN:事前にタイムスケジュールを組んで。バッキングは何時間で、2日目のバッキングは何時間で、2日目からギターソロ録って、ボーカルがまあこれぐらいで、ってざっくり。現場で(状況は)変わっていくんですけど、トータルでいうとほぼジャストで終わった感じですね。


--- じゃあ、順調に?


JUN:ギターソロ録りをちょっと圧迫してしまったんです。2時間で4曲録ってという無茶なことをして、ブーイングを喰らって、本当にすいませんっていう(笑)。


--- でもそれもちゃんと時間通りに収まったんですよね?


雀蕗:収まりました。収めました(笑)。


JUN:収めていただきました(笑)。


U:追われる人が追われてくれたおかげで、ボーカル録りは何も追われずに、何も思い残すことなく自由にやらせてもらいましたね。


(今までやっていた)ジャンルが違ってもかっこいいものはかっこいいんですよ。

--- 今回バラード的なものも入っていて、「おお、こんな曲もあるんだ」っていう印象が強いんですが、狙ってやったのでしょうか?


JUN:基本的には雀蕗がデモを作ってきて、そこにみんなでやりたいことを突っ込んで、まとめるっていう形で。


雀蕗:基本全曲作っているんですけど、「やりたいな」っていうものを持っていっています。あんまり狙ったっていうわけではないですね。自分の赴くままに、好き放題やってる感じですね。


U:バラードがあるっていうのがすごく珍しいことみたいに言われますが、これだけ(結成してからの)歴が長くて、曲数も増えているバンドで、いくらヘヴィだからって1曲はバラードみたいなものって(どのバンドでも)みんなあるじゃないですか。生まれるのは自然。ただ私はボーカルとして、バラードを歌うことが本当に少ないので、まともに録音で残すというのは初めてぐらい。すごく面白いなって、何が出せるのかなって、賛否両論多分あるだろうなって。


--- こういう曲できたよって持っていった時に、メンバーのみんなからなんか言われたことはなかったと。


U:ないですね。この曲いいねって。「おお、こんなのもやれるんだ!」って。


JUN:基本的にはメタルとかそういう(ヘヴィ)系の音楽が好きな人たちが集まってるんですけど、産まれたときからメタルを聞いている人ってあんまりいないじゃないですか。雀蕗なんか最初パンクの人だったよね。


雀蕗:ブルーハーツ超好きでしたよ!


JUN:(雀蕗が)コード弾きばっかりしてた。ある日PAINKILLERでぶっ飛ばされてしまい。


雀蕗:電気が走った!


JUN:で、(雀蕗が)今こうなっているんです。僕はもともとJ-POPの人がちょっとメタルに寄ってきたって、そんな印象ないですか?(全員爆笑)


U:私はメタルを全然やろうとも思っていなくて。ヘヴィメタルとハードロックとヘヴィロックの差ってわからないんですが、昔の古いメタルのイメージだと別にかっこいいと思ってなかったんですよ。私はヘヴィロック・ハードコア・ミクスチャーといわれるような、重く激しい方から入っているんですよね。(私は)速さとか刻みの綺麗さとかは追求していなくて、「メタルやってるやつダサい」ってイメージがあったんです。でも、やり始めたら面白いからどっぷりハマってやろうと思って。


--- なんでゼクス入ったの?(全員爆笑)


U:私の場合、(今まで)バンドとの出会いは運命的なところがあって。(他のバンドが)募集しているのに自分から(加入したいと)声をかけていくということがなく、たまたま「あ、これだ」って分かるというか、入るきっかけがあるんですよ。ゼクスの時は前ドラムが、(初めて)スタジオに入る時に、元々知り合いだった私に「ボーカルいないんだけど遊びに来ない?」って(誘われて)。


JUN:で、いきなりCOWBOYS FROM HELL(を合わせた)。


--- Uさんは、PANTERAは通っていたんですね。


U:PANTERAは元々好きです。今までカヴァーイベントで歌ったことはありますね。私にあんまり可愛い女の子のカヴァーとかの話が来ないんですが。(スタジオに遊びに誘われた時には)PANTERA歌えるからいいやって。


--- でも、さっきの話だとXECSNOINの場合は演奏もカッチリしてて、メタルメタルしててって。で、そこによく入ったなって印象になりますよ。


U:だから最初リズム感が(他のメンバーと)違って置いてかれましたね。一人だけ重いんですよ、後乗りだし。(今までやっていた)ジャンルが違ってもかっこいいものはかっこいいんですよ。メタルはやったことがなかっただけなので。(次第に)歌い始めて客観的に聞くと自分だけズレてるって分かるんですよ。後乗りじゃダメなんだ、同じジャストで乗らないとカッコ悪いって、曲が教えてくれるんですね。


バンドは(年が)明けて1月で丸14年です。(同年代のバンド)友達がいなくなってしまって。

--- 今回のアルバムは全体的にはエクストリーム路線よりもヘヴィメタルに近づいたって印象があるのですが。


JUN:前のアルバムを出した時は自分達で「メロデス」って言ってたんですけど、これってメロデスか?ってなって(笑)。(男性ボーカルだった時には)半分メロデスで半分ヘヴィメタルみたいな。(U加入後)新しくやったときにやっぱり歌メロが欲しくなり、でもスクリームもあるとかっこいいよねってなって。全部詰めたら結構メロディックだったと。


--- アルバムの1曲目の壮大なイントロから「あ、メタル」って思いました。今までのイメージとちょっと違ったなーっていうのはあったんですが。バンドはもう長いんですよね?


JUN:バンドは(年が)明けて1月で丸14年です。(同年代のバンド)友達がいなくなってしまって。


--- 結成当時のメンバーは2人?


JUN:元々大学の学園祭でコピーバンドだったんです。自分らで盛り上がって、「ライブハウス出ようぜ!」ってなったんです。で、デモテープを送って、さてライブハウスに出ることになった時に音楽の中核であるギターが「俺、留学するわー」っていなくなっちゃって。じゃあしょうがないから募集しようってなり、来たのが迅-jin-。


--- じゃあJUN君と迅君が一番最初のオリジナルメンバー?


JUN:オリジナルメンバーと言えますね。


--- そのあとは2004年に加入の雀蕗君?


JUN:前のギターが辞めることになり、後任は雀蕗しかいないって話にこっちで勝手になっていたんです。その前に出したシングル(SPRITUAL ROAD:2003年)は(雀蕗に)弾いてもらっていたんです。そこで丁度よく僕が(ライブ前に)交通事故で頭の骨を折って入院したんです。ライブ予定の5日前に(当時のボーカルから雀蕗に)「ギャラ出すからベース弾いて!曲知ってるっしょ?」と突然電話がいって。


雀蕗:「構成大体分かるし、E弾いてれば大丈夫だよ」って。で(ライブを)4本ぐらい。


JUN:僕がICUに入ってる間に(ライブが)1本終わっていました。酸素マスクをついた状態で目が覚めて、次の日がもう1本あって…


--- 大事故じゃないですか。


JUN:2日寝ていましたよ。医者に「やっと目覚めたね」と言われ「今何月何日ですか?」と聞いて、「○月○日だよ」と。「明日ライブなんですけど」って言ったら「死にたいのか」ともの凄く怒られたときに(雀蕗が)一生懸命練習していて。


--- 元々知り合いだったんですか?


JUN:そうですね、彼が先輩バンド。当時の雀蕗君は、髪は長いし、メイクは黒いし、おっかねぇって(思っていた)。ある日話してみて「意外といい人だあ」って(笑)。僕が退院後復帰して、デモ音源を録る時に、「雀さん加入でお願いします」って(笑)。はじめサポートのはずだったんだけど、いつの間にか加入していました。


--- では、最初はサポートギターみたいなつもりでいたと。


雀蕗:そうです。そしたらウニャムニャっと(正式メンバーに)。


--- その後アルバムを2枚出して今回が3枚目ですね。1stアルバムから比較して、もちろんボーカルの性別も変わったのですが、自分たちの音楽性も大きく変わったと感じますか?


JUN:最初はメロスピ志向だったんですよ。キーボード入れようかって言っていたぐらい。初代のボーカルがX JAPANとか好きで、ドラマチックなのをやりたいと。迅も当時はSTRATOVARIUSとかジャーマン系の早いのとか(好きで)、ヘヴィというよりはスピード感とメロディと展開を重視してやっていたんです。3人目ぐらいに入ってきたギターがEMPERORのTシャツを着ていて、「君たち今STRATOVARIUSなんか聞いてちゃダメだよ。」みたいなことを言って、聞かせてくれたのがARCH ENEMYの”WAGES OF SIN”。デス要素が入っているのを持ってきたのは彼です。その辺からアグレッシブ方面に行き始めました。でも(当時は)メイクしてライブやっていたので、ビジュアル系のくくりにも入るけどメタルだし、スクリーミングのパートもあるし。ビジュアル系のイベントに出ると「激しいっすね」と言われ、メタル系のイベントに出ると「ビジュアル系じゃんかよ」と言われ。両方のいいとこ取りをしたはずがニッチ産業に(笑)。


僕ら的にはいいとこ取りを全部したつもり(笑)

--- そんなのを経て今の音にたどり着いたんですね。


JUN:そうですね。


U:私はバックに関しては任せているのでなんとも(笑)。基本どんな感じでボーカルを乗っけるのか。


--- 全然口出しもしないのですか?


U:ほとんどしないですね。バックが十分やりあってるので口出す必要性がない。


--- 普段スタジオってみんなどんな雰囲気なんですか?


JUN:(Uが)全体のノリにはうるさい。なんか今日はこんな感じかなって思ってると(Uが)「なんか違う」って(笑)。


--- スタジオでは割とギスギスしてる感じなんです?


U:全然しないですね。でもダラダラはしない。友達同士が集まってるのと違うので。その辺はきっちりしてるバンドだなと。なあなあじゃない。よく友達同士集まって、その後飲みに行っちゃって(というバンドが)いるじゃないですか。あれだと先に進めない気がするんですよね。


JUN:だからメンバーが引っ越したのしらなかったり(笑)


U:プライベートとかあんまり干渉しないけど、友達じゃなくて家族って感じですね。私、女なので、男性メンバーと一緒にやってると、ツアーとかもずっと一緒じゃないですか。「男と女で問題ないんですか?」ってよく聞かれるんです。家族で男と女と一緒にいても問題ないじゃないですか、会話も困らないし。気を張らない空気があって。


--- じゃあこのメンバーのまま、あと何年か?


JUN:なんてこと言うんですか(笑)。


--- だってメンバーチェンジ超多いじゃないですか(笑)。


JUN:2年に1回ぐらい替わってましたからね。


--- 弦楽器はここ10年不動のメンバーですよね。


JUN:初代のボーカルが2006年で辞めたんです。それまではボーカルが、ブッキングから運営から仕切っててトップダウンだったんです。弦楽器3人残ってどうするって話になったときに僕が情報の出入りは引き受けていいけど、みんなに情報を回すから、みんなで責任はとると。共和制にしようと。二代目のボーカルがあまり歌詞を書かない人間だったんですよ。じゃあ、出来るやつが出来ることすりゃいいじゃんってなって、僕が歌詞を書き始めたんです。そこで「日本語はヤダ、英語じゃないとダセェ」って話になり、前のアルバムは割と英語めなんですよ。結局知り合いに(出来た歌詞を)添削してもらわないと、表現っていう文章が(難しくて)。歌詞を書く僕もボーカルも表現っていうほど英語うまくないので。じゃあ日本語でやりゃあいいじゃんって。それで今回(は日本語を)。


U:ヘヴィ系をやってると、海外を目指してるバンドも多いので、英語でやりたがるボーカルさん多いんですよ。ボーカル側からいえば英語のほうが(歌に)乗せやすく簡単なんです。日本語ってカッコよく叫びにくい。英語で「I LOVE YOU」と叫んでもいいんですよ、でも日本語で「愛してるよ〜」って叫んだら超ダサいじゃないですか。それをあえてやりたい。英語は自分が使っているリアルな言葉じゃないので細かい表現とかもちゃんと伝わっているのかわからない。私たちは日本で活動をしているのに、日本でちゃんと活動もできていなのに「海外目指してるから英語でやってんだよ」って言われると「は?」と思うんです。前の(所属していた)バンドは英語でやってて。海外でもCD売って頂いてるんですけど、海外のバンド友達が「いいよ」って褒めてくれたんです。でも「何言ってんのかわかんないけど、いいよ。英語下手でしょ?」って(言われ)。「何言ってるのかわかんないけど、いいものはいいんだよ」って(言われ)。こっちは英語で言ってるから伝わっていると思ったら、(英語圏)ネイティブの人には伝わってない。日本語もそうだけどシャウトしちゃうと(歌詞が)わかんないんですよ。だったらどうやってうまく日本語をうまく聞かせようかなって。


JUN:ちなみにこの話はどっかの特定の人をディスってる訳ではないんですよ。自分たちの判断としてこうですよって。日本語でやっているバンドはそもそも聞かないって人もいるので。


U:うちはこういうコンセプトということでいい。どっちも間違いじゃないと思うしどっちが成功するのかわからないというのもある。だけど、私はこういう経験談があり、日本語は日本語で伝えれば、感情が乗る方がいいんじゃないのって。


JUN:アグレッシブなところもあって、歌詞も日本語だから歌詞カード見なくてもある程度わかるところがあって、メロディックなところもあって、ギターソロもあって、スピード感もあって、僕ら的にはいいとこ取りを全部したつもり(笑)。アルバムの2曲目がPVあがっています。あれを見れば今のバンドの見た目も分かるし、曲もわかるし。是非これを見て欲しいです。


シナジー効果というか相乗効果。変に苦労することが前に比べて減りました。

--- PVの撮影自体は大変だったんでしょうか?


U:早かったですね。XECSNOIN入ってから意見合わないとか方向性が合わないってないんですが、加入当初よりも本当だんだん早くなってきています。ビジョンが見えるようになってきたんですね。ビジュアル面とかのコンセプトは私が出しているんですけれども、PVとか最初からどう撮ったらいいのかのストーリーが見えてきている。ボーカルはその役割が大きいと思うので。


JUN:今回は(Uが)すごく活躍しましたね。今までおとなしかったんですけど、俄然張り切りだしましたね。


U:全部仕切れないこともないんですが、ボーカルだから仕切らなきゃっていうのはないです。後から入ってきたっていうのは悪い意味じゃなく、元のあるバンドだから、大事にしたいんですよね。それでバックに任せているのが大きいところもあったんです。2年もやっていたら、自分の立場を広げてくのもある。ビジュアルもそうだし世界観が見えてきた。それをまんま形にしてるので(自分で)見えたものは出したい。アルバムの曲のコーラスもそうなんですが、ちょっと変わったコーラス入っているところがあるんですよ。あれは(自分の)耳に聞こえてくるからそこに入れたい。今回のPVは前の時よりもストーリー性があるのですが、そのストーリーも自然と出てくる。だから早かったですね。早くてびっくりされました。


JUN:撮りだけで3時間ぐらい。今回レーベルが変わったんですけど、映像を撮るところも替えて初めてのところだったし、絵(アルバムジャケット)を描いてくれる人も初めてだったし、バンド以外のところは全部ごっそり替わったんです。バンドメンバー以外で協力してくれる人達のことをチームゼクスノインって勝手に呼んでるんです。今回、ロックバンド(のPV)はこう撮るって分かっている人がうまいことUのイメージを取り込んでくれて。(撮影の)テクニカルなところは、僕らは被写体なのでわからないんです。絵もそうですが、今回はイメージをうまいことまとめてくれるいい人達にサポートしてもらって、音以外のところもすごく充実しました。


U:バンドって他のスタッフさん、アーティストさん、エンジニアさんありきでやるので、チーム組んだ人達の動きで(変わってくるんです)。理解してくれない人が入ってくると違うものができるんですよ。でも今回はこっちもちゃんとしたビジョンを持っているし、向こうもそれを受け取ってくれて、すごい世界観が出ました。また一歩前に進めたなって感じがしますね。


JUN:こっちのイメージを100%向こうに「これで」ってやらないんですよ。打ち合わせの最初に「あなたのクリエイティビティを僕らにください」と、「完パケで投げないのでちょっと何かしら足してください」と言うんですよ。その足してくれ具合もいい感じで、僕らもわかるし、向こうのやりたいことも分かるし、シナジー効果というか相乗効果。変に苦労することが前に比べて減りました。(今回は)イメージを渡したら、それをブラッシュアップしてちゃんと返ってくる人が(いた)。以前に比べてコミュニケーションがしやすかったし、より良い物が出来たんじゃないかと。


XECSNOIN - TAKE AWAY MY PAIN (OFFICIAL VIDEO) - YouTube

フィメールボイスメタルシーン"最後の刺客"! XECSNOIN (ゼクスノイン) の 2014 年 10 月 24 日発売のニューアルバム Corridor To The Frozen Sky から、最速チューンを映像化! アルバム購入は、ライブ会場、CD ショップ、iTunes 等にて! Tokyo-Based...

よりよくブラッシュアップしていくための期間兼今作のアルバムの周知期間としたいな。

--- 物販Tシャツも新しくなったんですよね。


U:XECSNOINは物販が手薄で。グッズを張り切ってるバンドさんいるじゃないですか。お洒落だし。XECSNOINは本当にそこがダメで、音にこだわるんだけど、ファッション系とかグッズ系とか全然なんともしないんです。入った時から気になっていて、自分のバンドのお客さんにお洒落して欲しいじゃないですか。デザインとかも私が今やってるんですよ。今回グッズにも口出しました。そしたらお前が担当しろと言われたんですよ(笑)。


--- では、最後に今年ももう少しなので、来年どんな1年にしたいですか?


JUN:やっとまとまった10曲入りのアルバムが出せたので、うちら「これです!」ってアルバムを周りに認識してくれる人が増えればいいなと思います。来年またすぐレコーディングとかも考えてはいるんですけど。個々で「次はこういうことやりたいっ」てレコーディングが終わった瞬間から考えてはいるとは思うんで、よりよくブラッシュアップしていくための期間兼今作のアルバムの周知期間としたいな。僕らのライブに足を運んでくれるような人が増えて、楽しいって言ってくれればいいし、映像なり音なりを聞いてもらって、ちょっとでもいいねって思う人が増えれば、僕らも嬉しいし、聞いた人も人生楽しいし(笑)。


U:もう新曲とかも作り始めているので、次に行きたいですね。もう来年は来年で。


JUN:(Uを指して)この人ね、レコーディング終わった直後から「(アルバムが)いつ出るのいつ出るの?」


U:この前も何日か前に「CD売れていますかね?」って聞いたら「まだ発売されていません」って。もうすごい次に行きたくて(仕方がない)。レコーディング終わった瞬間、出せる状態に(気分が)あるから。もちろん裏方スタッフさんの制作が動くんですから、時間がかかるのわかるんですけど。ずっと「まだ?まだ?」って。気分的には(発売が)終わっているんですよね(笑)。


JUN:(Uに)次回作では出来るだけ音以外の製作と発注までをやって頂けると(笑)。


U:私的には録り終わってから1年ぐらい経ってる勢いだから。(注:実際には4ヶ月)


--- じゃあやっと出たという感じですね。


U:長かったよ。次に行きたいよ〜。みんなまだ聞いてないのかって思うもん。(実際にはインタビュー前日にリリースされたばかりで、全員爆笑)


--- じゃあ来年の目標はズバリ4枚目のアルバム?47都道府県ツアーで回るとか、ワンマンとか?


JUN:個人的には(新しい)アルバムを出す前にワンマンやりたい。


U:私はワンマンもやりたいし、アルバムも出したい。


雀蕗:(アルバムを作りたいなら)頑張って曲もいっぱい作ります。




BIG THANKS to 伊平幹生氏(吉祥寺クレッシェンド)



XECSNOIN 最新アルバム「Corridor To The Frozen Sky」

XECSNOIN / Corridor To The ...

XECSNOIN / Corridor To The Frozen Sky

<CD収録曲>
1. Leaving Saudage
2. Take Away My Pain
3. Remaining
4. Ragnarok
5. Light My Fire
6. Diaspora
7. Follow Me
8. Hands On Wheel
9. Along The Borders
10. Disillusion(CTTFS Mix)

2014年10月24日(金)発売  
Black-listed Records
BLRC-00075 ¥2,381 (税抜)

XECSNOINライブ情報

2014/11/09(日)東京・吉祥寺クレッシェンド
2014/11/23(日・祝)東京・新宿ワイルドサイド・トウキョウ
2014/12/07(日)東京・吉祥寺クレッシェンド
2014/12/28(日)東京・新宿ワイルドサイド・トウキョウ

関連する記事

関連するキーワード

著者