2015年10月23日 更新

BAT CAVE インタビュー

記事公開日:2015/01/26 - 復活第一弾作『GREAT CENTER MOUNTAIN TRENDKILL E.P.』のインタビュー

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記事公開日:2015/01/26

BAT CAVEが復活第一弾作『GREAT CENTER MOUNTAIN TRENDKILL E.P.』を完成させた。音源をじっくり聴きながら、半ば信じられないような気分に陥りつつ、殺気立った轟音サウンドにシビれまくっている。これがもう、有無を言わせないかっこ良さなのだ! バンドは05年に解散し、09年にDisplaced personのKOUTALOW(G)を迎え、新5人体制で活動を再開した。そしてやっと完成した今作は、日本語詞と90年代のストリート臭をプンプン漂わせるラウド/ヘヴィ感がブレンドされたギンギンのBAT CAVE節である。J×I×B×I(Vo)にバンドの拠点になっている秋葉原でたっぷり話を聞いた。
BAT CAVE / J×I×B×I

BAT CAVE / J×I×B×I


BAT CAVE:J×I×B×I
インタビュアー:荒金良介

みんな忙しくて。このアルバムを録るために去年は殆どスタジオに入ってないんですよ。

J×I×B×I(Vo/以下同):僕の悪い癖で、エンジンかかり出すと話がどんどん脱線するんで、そういう時は首筋辺りをドン!とやってください。

--- わかりました(笑)。BAT CAVEの取材自体、10数年ぶりになるので聞きたいことは山ほどあります。最初に音源の感想を言うと、今作は最高にかっこいいですね!


J×I×B×I:マジっすか? 嬉しいですねえ。


--- 迷いも混じりっけもない、吹っ切れた勢いとパワー全開の曲ばかりですね。純度100%のBAT CAVEが詰め込まれてるなと。


J×I×B×I:ロードランナーにいた頃は、例えばトライバルな・・・SEPULTURA、マックス・カヴァレラがほんとに大好きで。今でもそうだけど、トライバル的な要素・・・もう古い言葉になるかもしれないけど、モダン・ヘヴィネスを追求していた時期があって。


--- わかります。BAT CAVEのレコ発ツアーにILL NINOを(02年2月・渋谷AX)を迎えたりしてましたよね。


J×I×B×I:そうですね。ILL NINOは同じ時期にロードランナーからデビューして、こんな凄い奴らがいるんだなって。当時はトライバルなものを求めていたけど、一度解散して復活して、何が一番変わったかと言うと、みんな無理しなくなった。前は無理していたわけじゃないけど・・・いや、無理してたかな。いい意味でも悪い意味でも、超ストイックでしたね。それがなくなって、みんな楽しくやれてるんですよ。知ってると思いますけど、ベースとドラムはほかの音楽の仕事をしてるし、ギターのKOTALOW君や俺も別で仕事を持ってるし、みんな忙しくて。このアルバムを録るために去年は殆どスタジオに入ってないんですよ。


--- えっ、そうなんですか?! スケジュールが合わずに?


J×I×B×I:それもあるし、その代わりに月1本ぐらいライヴはコンスタントに入れてました。良くも悪くも、練習しなくてもライヴはやれちゃうんですよ。みんな口を揃えて、「何とかなるっしょ!」みたいな奴らばかりだから。ライヴ前にリハーサルをやるじゃないですか。そこが重要で、貴重な練習場ですね。別に音楽をナメてないですよ(笑)。


--- ええ(笑)。


J×I×B×I:今回の曲自体は相当前からあったんですよ。3年前に元ネタはRYO-SUKEが書いて、出す出す詐欺って冗談で言ってたんですけど、なかなか音源を出せなくて。メンバーみんなの中間地点が秋葉原(*今日の取材場所も同場所)で、スタジオも秋葉原にあるんですよ。で、腰の重い俺たちがミーティングをやって、今年こそはって話をするけど、何も進まなくて。サポートしてくれているBLACK FLYSのBOSSにディスクユニオンの方を紹介してもらえて、今回出すことになったんですよ。出すまでに時間はかかったけど、今回の音源は無理なく、自分たちが一番得意なことをやれましたね。5曲目に収録されてる「Vain」は復活した一発目のワンマンで無料配布した曲を録り直したものです。ほかにもヘイトブリードみたいな曲とか何曲かあったけど、みんながしっくり来たのがこの5曲だったんですよ。


--- 全5曲、とにかくサウンドの極悪感が半端じゃないですよ。


J×I×B×I:ほんとですか? さすがにみんなおっさんなんで、練習もしないで普通に録っただけなんですけどね(笑)。


--- 曲調から"ブッ殺してやるオーラ"が溢れてます。


J×I×B×I:ははははは、俺もそう思います。まだこんなこと言ってるのは俺たちぐらいかもしれないけど、90年代のロードランナーのバンド、MACHINE HEADやBIOHAZARDで止まってるんですよね。メンバーとも話したけど、今のMACHINE HEADはヨーロッパを意識しすぎちゃって、新作のロブ・フリンの歌とか聴けないですもん、恥ずかしくて。やっぱりMACHINE HEADの1stや2ndアルバムの頃のストリート感が大好きですね。NUMBのSENTA君とも前に話したけど「やっぱり90年代のロードランナーっすよねえ」って。


--- そういう意味でも今作は自分の体に染み込んだルーツ音楽に回帰して?


J×I×B×I:そうっすね。いろんな音楽を聴くけど、激しい音楽で何が好きと聞かれたら、その辺が一番グッと来るんですよ。この次にアルバムを出すとしたら、気持ちは変わらず間違いなくそういうものを、BAT CAVEのフィルターを通して作り続けたい。90年のロードランナーの極悪なクロスオーバー感・・・ハードコアとメタルとスラッシュが混ざり合った音がたまんないですね。BIOHAZARDにしてもドラムのノリがヒップホップぽかったりするじゃないですか。そういうのが好きなんですよ。ぶっちゃけ、今の若い子がやってるメタルコアは何故かダメなんですよ、全然。こないだもほかのインタビューで言ったけど、今の子たちの音はファッションにしか見えなくて。まあ、時代も違うんだろうし、今はライヴハウスが怖くないじゃないですか? 俺らの時代はライヴハウスに行くのが怖かったですからね。それはやってる奴らの音にも出ると思うんですよ。


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