2015年10月6日 更新

#9

記事公開日:2015/08/02

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記事公開日:2015/08/02

僕は今、メインの住まいを東京から北海道にしている。厳密には東京にも家があるから移そうとしているという表現がしっくりくるかな。
このコラムを書き始めたときから実は半分以上?は北海道にいる。だから去年の11月頃からだ。
正直に話すと、この決断をしたときは「逃げたように思う人がいるんじゃないか。」とか「仕事に呼ばれにくくなるんじゃないか。」などさまざまなことが頭をよぎった。
だからわざわざ言う必要がなかった。やることは同じなのだから。
まず2010年からミュージシャンとして有名になるために東京に移り住むことにした。それはそれは漠然としていたと思う。
長い間東高円寺という場所にお世話になった。
最初はメンバーみんなで一緒に住むために3部屋あるマンションを選んだ。
駅から近くで家賃は¥125,000。一人当たり¥41,700でシェアしていたということになるのかな。
そして、当時3つあった各メンバーの部屋でエアコンがあったのはShujiの部屋だけ。
すなわち僕の部屋にはなく、恐ろしいほど生きにくい生活をしていたなと今感心している(笑)。
そして生活費を稼ぐため”すぐにお金に換える”ことをしなきゃならなかった。
そのバイト・デビューがエアコン取り付けの派遣だった。今みたいな猛暑の続く日だった。
駅で集合してトラックが来て、荷台に人が乗せられて集荷場所まで行くのだけど、クソ暑いし真っ暗だし中国語が飛び交うし、早速「遊びに行く東京」と「生活をする東京」のギャップを理解した。
幸いすぐにそこのエライ人に気に入られ、派遣会社を通さず直接雇ってくれることになり幾分よい日給をもらったのが懐かしい。今思うと完璧それアウトでしょ(笑)って感じだけど。
今までも、実は真面目に仕事をするのでどこでも気に入られることが多かった。
そのあとトラックが駐禁キップを切られないよう助手席で見張り待機をしていたとき、別の車が来て通り抜けられないから初めてトラックを動かすために運転をしなければならなかったんだけど、見事にバックしすぎてブロック塀を破壊してしまい気まずくなりバイトはやめることになったんだけど(笑)世田谷の狭い路地だったな(笑)。
どうしてこうもミュージシャンって昔のバイトの武勇伝をみんな持ってるのかな(笑)。
今コラムを書いている現在の東京の住居には以前東高円寺のマンションで後に購入し使用していたエアコン本体を北海道の住居に送ってしまったのでエアコンがなく(もうすぐ取り付けるけど…)ちょっとエアコンのない苦しみが懐かしくて、ついエアコンの話してしまった(笑)。
つまりその当時僕が出来たお金に換える手段は、いわゆるアルバイトしか選択肢がないと思っていた。
みんなしてたしね。

(下とガッチャンコする。)
よく有名ミュージシャンなどの自伝?のようなもの読んでも”上京したてはバイト漬けで~”とか書いているものだから、東京でミュージシャンをやりながらバイトで苦労することに憧れがちょっぴりあったのかもな。
声を大にして言いますけどね、あの手の本は超A級戦犯ですよ(笑)。
ああいうのを読んでどれだけの人が路頭に迷ったことだろうな~。と思う。
それよりも具体的なバンドの活動の仕方を伝授したれよ~って思う。カッコ悪いことも公開していって、リアルにプロミュージシャンをやるってことを教えながら夢を与えてもいいと思うんだ。
あたりまえだけど現実は映画のようなフィクションじゃない。
同じ社会に生きるミュージシャンだということをこれからは発信していってもいいような気がする。
話を少し戻すけど、北海道をメインにしようかと思ったキッカケのひとつは去年のある時期、僕は自殺寸前まで精神的に追い込まれていた状態だったのです。
理由は幾つかあるのだけど、自分自身で作りあげた虚像の負の輪に見事にハマってしまっていたのだと思う。(ちなみにそのときの虚像の負の輪を表現したのがセカンドアルバムBLACK BRIDEに収録されているSATANIC LOOP)
その負の虚像の一つは漠然と、そして自分勝手に「東京」と、考えていた気がする。他にもあるけど。
ヨーロッパデビューをして、日本でのメジャーデビューも決まっていて、大規模なワンマンも控えていて、全てがうまくいってたのにどこか辛い時期だった。
その3部屋ある家にずっといたのだが、「天井が低い~」とか「人通りも多いからうるさい~」とか、自分の中で悪者に仕立て上げていってしまっていた。
他にもたくさん人、もの、環境を悪者に仕立て上げて行く傾向が見受けられていたかな。
だから制作が終わってからはワンマンに精神集中をしたくて北海道にいるようにしていた。
その負の輪は急に現れたんじゃない。
2010年からの数年は、あまりにも色々なことが身の周りに起きた時期だった。墓場まで持っていかなければいけない話も中にはある。そしてついに作曲も難しく思うまでになっていった。いや作曲できたとしてそれに感動できなくなりつつあった。
結局負の輪から逃げるという行動ですべてが改善された。
それを教えてくれたのがGYZEのマネージャーのHOWLING BULLの小杉氏だ。
自殺を試みようとしたことが一度だけあった。けどやっぱり怖くてできなく。そんなとき泣きながら小杉氏に助けを求めて救ってもらった。命の恩人。少なくとも俺はそういう認識だから一緒に仕事をしていこうって決断した。
ちなみに小杉氏はそういう悩める人を助けることも仕事にしているようなので是非チェックしてみてほしいな、悩みの中にいる人は。
これはもうひとつのキッカケでもあるんだけど、久々に長くいる北海道はいままでの感覚と全く違っていてすべてが尊かったし貴重に感じた。
簡単な言葉でいうとチャンスがたくさんある。って思えた。
そして感動を感じれられるようになり作曲意欲が今まで以上になっていき、ライブへの取り組みも格段に良くなった。いや今も毎日更新中だ。
あと簡単な話が、アメリカのKISSやフィンランドのCHILDREN OF BODOMは東京に、、、というか日本のバンドではないのに日本のバンドよりも有名だったし(笑)。
GYZEは先日MVも北海道らしさを出そうという試みのスタートとして千歳市というところにある支笏湖という湖で撮影をしてきた。ほんとはこのときのことを今回のコラムで書こうとしたのですが、MVを公開したらその映像に全貌が詰まっているからやめたのだけど。
ていうかDESIREのMVも北海道がロケ地なんですけどね!(笑)。
そしてもっと掘り下げると地元の札幌に興味があるわけじゃなくて、もっと人が少なくて若者がいなくて困っているような街に興味がある。そこでも音楽をしたい。その思いは僕のブログにも以前に書いていたので参照してほしい。
そしてそしてもっとゴールをわかりやすく、文字にするなら拠点なんてなくしたい。
GYZEは美しい曲とステージで魅了する、ワールドツアーを行えるバンドにするっていう、明確なゴールの元に集っているから、そもそも拠点なんてあるはずがないんだ。
世界を拠点にするために攻めるっていう行動も、今回のコラムでピックアップした逃げるっていう行動もしてみた。
どんなに迷っても、揺るぎないゴールがあれば必ずそこに戻ってこられる。
今回はすごく僕個人の内面的な話が多めなので、共感が得られるのか不安もあるけど、それでヨシとしてみる。
いつもは皆ひとりひとり全員に当てはまる言葉を選びたいと思っているけど、今回は少しばかり感情的な内容だったかな。
でも強引にまとめてみる!!
コラム#1に書いた内容とか先日のO-EASTで語った思いと同じなんだけど、常に主体性持って行動をし続けてほしい。これだと思う。
みーーんなひとりひとり違う正義の元、違う価値観、その中でさまざまなメディアが伝える一方通行な正義に惑わされてないか?と問いたい。
心で判断し、決断してほしいって思う。答えがなくたっていいと思う。心が移り変わるのも、貴方ならそれでヨシとしてほしい。
そう言っておきながらも残念だと思うこともある。それは人のせいにすること。
小さなことも大きなことでも身に起きることは自分で引き寄せていることを意識してみてほしいって思う。
誰々がそう言ったから。とか、時代はこうだから~とか。
それは自分の人生に”働きかける”ことではなく”反応”している人生になってしまいそうな気がするから。僕は人のせいにすることというのは残念だと思っています。
GYZEのライブのYourPriceSystemだってそれが真の理由だしね。自分で決めようぜ!っていう。
ん~僕の語彙力だとこんな感じですかね、今回は(笑) 。
最後にコラム内でもあった小杉氏のブログも紹介をしておこうと思う。
人の心に真剣に向き合っている人です。そして僕よりも数段わかりやすく正しい内容が書かれていると思います。
ではまた来月!!
それにしてもエアコンのない真夏の東京は堪えています (笑)。

GYZE ライブスケジュール

○2015年8月14日(土)新宿・ReNY
Jupiter Presents「The Wishing Ceremony」Vol.3
OPEN 16:15 / START 17:00
前売:4,500円 / 当日:TBA
出演:Jupiter, GALNERYUS, SEX MACHINEGUNS, GYZE

○2015年9月8日(火)高田馬場・club PHASE
闘魂地獄祭り〜第3獄〜
OPEN 18:00 / START 18:30
前売:4,000円 / 当日:4,500円
出演:地獄カルテット, Aldious, GYZE

○2015年9月12日(土)台北・The Wall Live House(台湾)
Maximum Overload World Tour Through Taiwan 2015
OPEN 19:30 / START 20:00
前売:1,500台湾ドル / 当日:2,000台湾ドル
※VIP:2,200台湾ドル
出演:DragonForce (UK),GYZE

○2015年9月13日(日)台中・SOUND Live House(台湾)
BLACK BRIDE WORLD TOUR 2015
OPEN TBA / START TBA
前売:TBA / 当日:TBA
出演:GYZE

○2015年11月8日(日)札幌・TBA
R-BOTTOM主催イベントで
OPEN TBA / START TBA
前売:TBA / 当日:TBA
出演:GYZE, THOUSAND EYES, ナデシコドール
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