記事公開日:2015/09/10

DRAGON GUARDIANが約4年ぶりになる6thアルバム『少年騎士と3人の少女の英雄詩』を完成させた。もともと「アニソン+メロスピ」をコンセプトに06年に活動を始め、ネット上に音源発表やコミケで作品販売からスタート。その後にレーベルから作品を発表し、着実にフィールドを広げて、ファン層を開拓してきた。今回はファンタジー・ライトノベル「世界の終わりと世界録」とコラボレーションした作品で、壮大なオーケストレーションとシンフォニック・メタルで表情豊かなストーリーを紡いでいる。原田ひとみ、青葉りんご、野宮あゆみと3人のゲスト女性ヴォーカルを迎えた今作について、勇者アーサーにたっぷり話を聞いてきた。
DRAGON GUARDIAN / 勇者アーサー

DRAGON GUARDIAN / 勇者アーサー


DRAGON GURDIAN:勇者アーサー
インタビュアー:荒金良介

バンド名というより、名前を聞いただけで、音楽性がわかるものにしたくて。

--- DRAGON GUARDIANというプロジェクト名は、もしかしてBLIND GUARDIANから取ったんですか?


勇者アーサー:バンド名というより、名前を聞いただけで、音楽性がわかるものにしたくて。だから、BLIND GUARDIANやDRAGONFORCEというより、ファンタジー性のある名前にしようと。


--- アニメやゲームをヒントに?


勇者アーサー:まあ、DRAGONと付いてると、メタルでもメロパワ/メロスピみたいなイメージがあるし。そういう単語を2つ組み合わせました。


--- なるほど。このプロジェクトを始めたのは06年だそうで。


勇者アーサー:はい、まだ大学生で遊びでデモを作ったのが始まりです。学生のときはすごく暇で、大学のメタルサークルに入って、コピーばかりやってました。それからオリジナルを一人で作り始めました。


--- ちなみに、メタルを聴き始めたきっかけは?


勇者アーサー:高校生の頃にSEX MACHINEGUNSを聴いて、それからどっぷりハマりました。それからメタルのラジオを聴くようになり、高校生から和田誠さんのラジオ「CAPTAIN ROCK」を聞くように、和田さんが好きなアーティストを自然と好きになりました。


--- ジャーマンメタルが好きになったと。特に好きなバンドは?


勇者アーサー:ちょうどチルボド(CHILDREN OF BODOM)、RHAPSODY辺りが出てきた頃で、かなり衝撃を受けました。でも基本的に日本のメタルバンドが大好きで、BLOOD STAIN CHILD、GALNERYUSはライヴハウスに観に行ってましたね。


--- 日本のメタルに惹かれた理由は?


勇者アーサー:日本人的なメロディが琴線に触れたという。ANTHEM、EARTHSHAKERみたいな歌謡曲的な要素があるバンドが好きですね。


コミケでファンと触れ合う機会ができるし、そこで意見を聞けますからね。

--- なるほど。DRAGON GUARDIANのコンセプトは「メロスピとアニソンの融合」となってますけど、これは?


勇者アーサー:今でこそアニソンちっくなメタルが多いけど、当時まだアニソンっぽいメタルがなかったから、そこに目を付けました。


--- ほかにないメタルをやろうと?


勇者アーサー:そうですね。ちょうどアニソンにもハマり始めて、アニソンみたいなキャッチーなメタルをやろうと。


--- 好きなアニメ番組とかありました?


勇者アーサー:アニメというより、ひたすらアニソンを聴き漁ってました。JAM Projectという、影山ヒロノブさんがやってるアニソン・プロジェクトがあるんですよ。バックはメタルバンドの人たちばかりで、ハードロック色の強いアニソンが好きですね。


--- 自分の中にある理想的なサウンドというと?


勇者アーサー:いや、自分が作れるサウンドをそのまま出す感じですね。曲ができたら、ネットに公開してました。


--- それで反響も来ました?


勇者アーサー:そこでは特になくて、しばらくしてコミケに遊びに行くと、知り合いがCDを出してたんですよ。それで僕もやってみようと思ったのが、アルバムを作るきっかけですね。


--- コミケの市場はマーケットが途轍もなく大きいですもんね。


勇者アーサー:50万人とか集まりますからね。普段ライヴをやらないので、コミケでファンと触れ合う機会ができるし、そこで意見を聞けますからね。僕のようにライヴをしない人は、活動の場が広がるんですよ。そのコミケで2作出して、3作目から「サウンドホリック」というレーベルと契約して、そこで一旦コミケから離れました。そこでBURRN!のインタビューを受けたり、初めてレーベルからCDを出してもらって、新しい経験もできました。メタルのレーベルから出すことで、本格的にメタルを聴いてる人にも届いたらいいなと。それでサウンド面を強化したり、メタル好きな人が聴いても納得してもらえるクオリティを目指そうと。


--- 好きなギタリストはいるんですか?


勇者アーサー:屍忌蛇(しいじゃ)さんがすごく好きで、影響は音楽には出てないけど、好きなギタリストですね。ギターソロだけで一つの物語を作れるというか、ドラマティックな構成だったり、ほかのギタリストとは違いますね。


--- 洋楽だと誰かいますか?


勇者アーサー:洋楽で影響を受けたギタリストは全然いないんですよね


--- そうなんですか。


勇者アーサー:北欧のバンドは好きだけど、特にこのギタリストという影響はなくて。僕自身がギタリストという感覚があまりないんですよ。普段、家でもレコーディング以外でギターも全く弾かないんですよ。


--- そうなんですか?


勇者アーサー:はい(笑)。


--- コンポーザー気質なんですね。


勇者アーサー:そうですね。多分ギタリストだったら、もっとテクニカルな方向に走ると思うんですよ。僕はそれがないから、あくまでファンタジーな楽曲重視でやれているんだと思います。ヘンにテクニカルに走ると、メタル好きのリスナーはいいかもしれないけど、アニソンしか聴かない人は小難しく感じちゃうだろうし。あくまで歌と雰囲気重視というのは昔も今も変わらないですね。


--- ファンタジーはどこからの影響ですか?


勇者アーサー:物語の部分は違う人間が作ってるんですよ。音楽的なファンタジー性は北欧のメロディックメタルが多いです。そこは日本のアーティストにはあまり影響を受けてないですね。


--- わかりました。そして、今作は前作からだいぶ空きましたね。


勇者アーサー:約4年空きましたからね。いまままで年に1枚フルアルバムを出してましたから。物語を作ってる人のモチベーションが上がらなくて、それから3、4年経ったときにそろそろ出さないとまずいなと。


クラシックのオーケストラの書き方とか、理論的な作曲方法を学んでいた

--- この3、4年は何をしてたんですか?


勇者アーサー:ほかのアーティストとコラボしたり、年間30、40曲ぐらいずっと曲は作ってるんですよ。あとは、作曲をプロの人に教わってました。クラシックのオーケストラの書き方とか、理論的な作曲方法を学んでいたので、アレンジ面はそれに基づいてやりました。ポップス、クラシックの書き方を勉強していたから、それは前作以上に活かされているかなと。


--- 作曲のノウハウを高めるためにも?


勇者アーサー:もっとステップアップしたいですからね。倖田來未、JUJUとか作曲してる方に教えてもらうようになって。作曲、アレンジはかなり勉強しました。ポップスを聴いて、アレンジを勉強したいと思ったのがきっかけなんですよ。メタルの作曲ではなく、クラシックも勉強したかったし、今回はそういう意味でいままでの作品とは違う聴き応えがあると思います。いままでは感覚でやっていたところもあったけど、楽器の入れ方も工夫しましたからね。


--- 具体的には?


勇者アーサー:以前は音楽理論も知らなかったですからね。ちょっとオシャレなコードを入られるようになったり、基本的なメロディの作り方は自分のセンスなので、そこまで変わらないけど。細かいニュアンスは変わりましたね。転調とかその辺を学んで、自然な流れも作れるようになりました。で、今回KADOKAWAはライトノベルの出版もやってるので、面白そうな作品があればコラボしたいと伝えて、今回ライトノベルとコラボすることになったんですよ。


世界の終わりの世界録<アンコール>

世界の終わりの世界録<アンコール>

--- これは初の試みですよね。


勇者アーサー:そうですね。ライトノベルで使われる言葉を拾って、作者の先生にチェックしてもらい、作業は進めていきました。いままでも物語を作る人がいたので、基本的にその流れとは大きく変わらないので、スムーズにやれましたね。小説をしっかり読み込んで作りました。もともと曲はできていたから、それをどのシーンに当てはめるかを考えて、若干アレンジし直しました。ライトノベル自体は王道な内容だし、これまでファンタジー性のある作品は作ってきたから、やりやすかったですね。


--- ライトノベルの王道セオリーって、あるんですか?


勇者アーサー:主人公が男の子で、女の子に囲まれてるという状況が多いですね。


--- 今回3人の女性ヴォーカル(原田ひとみ、青葉りんご、野宮あゆみ)をゲストに迎えてますね。


勇者アーサー:3人のうち2人は前作で歌っていただいてた方で、もう一人の原田ひとみさんはアニソンを歌ったり、声優をやられてる方で、声をかけてみました。今回ライトノベルの原作に3人の女の子が登場するので、ヴォーカルも3人にしようと。パワフルな曲は力強い歌声の方に歌ってもらったり、感情表現が豊かなヴォーカル方には物語性のある曲をお願いしたりして、振り分けました。


原田ひとみ

原田ひとみ

原田ひとみとは声優であり歌手であり登山家である体の痴女である。ぷろだくしょんバオバブ所属。個人名義での音楽CDはフロンティアワークスよりリリースされていたが、担当プロデューサーの移籍により6thシングル以降はメディアファクトリーよりリリースされている。

― その胸囲、G級 ―

人物紹介(白原田)
山口県出身、11月18日生まれ。愛称は後述。
スリーサイズは92、59、86。G〜Hカップ(エアではない)。( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!
青葉りんご

青葉りんご

青葉りんごとは、日本の女性声優・歌手である。
愛称は「りんごたん」「りんごりん」「Miss Mac(ミスマック)」など。
4月5日生まれ。鹿児島県出身。ロックンバナナに所属していたが、2013年に退所、現在はフリー。
主にアダルトゲーム、インターネットラジオやライブなどで活動している。
2005年10月28日に「CLOCK UP」から発売の「黒の歌姫」でデビュー。以降「CLOCK UP」のゲームには多く出演している。
アダルトゲーム業界で活動する声優としては珍しい顔出しOKの声優である。
また、全年齢向け作品やアダルトゲーム原作のアニメに出演する際も、同じ名前で出演している。
野宮あゆみ

野宮あゆみ

野宮あゆみとは、ニコニコ動画および同人で活動する女性歌い手、生放送主である。

概要
2005年頃から同人歌手として活動。ボーカルと作詞を行う。
特にREDALiCEと組んだ東方アレンジ楽曲のボーカルが有名。ライブ出演経験も豊富。

ニコニコ動画では歌ってみたと生放送、また顔出しでの演劇活動などを行う。

--- 青葉さんは特にセクシーな歌声ですね。


勇者アーサー:その方もずっと声優をやられているんですけど、メタルに合うというか、激しい曲は青葉さんの歌ってもらいました。


--- あと、ゲスト・ギタリストの方も参加してますよね。


勇者アーサー:THOUSAND EYESのKOUTAさんにお願いして、アコギのパートも弾いてもらいました。表現力のあるギタリストに頼んで、メロディをきっちり弾いてもらいたくて。


KOUTA(THOUSAND EYES)

KOUTA(THOUSAND EYES)

--- 作品トータルの流れはライトノベルに沿う形で?


勇者アーサー:そうですね。インストの部分はここに挟んだら合うだろうなという箇所に入れました。ライトノベルの導入は暗いシーンから始まるので、そこはSEで始めたらハマるかなって。それで最後はボスを倒して平穏に終わるので、それをイメージして作りました。


--- あの、NIGHTWISHとかも好きですか?


勇者アーサー:実は今回の音作りでも参考にしたんですよ。


--- 『IMAGINAERUM』(前作)ですか?


勇者アーサー:そうですそうです! あの作品みたいにしたいなと。ヴォーカルが交替しても、NIGHTWISHだぞ!という個性を決定付けた作品だし。今回のアルバムでも壮大さの中にヘヴィなギターを入れたいと思っていたから、参考になりました。


ヨーロッパのシンファニックバンドにも引けをとらない作品を出し続けたいですね。

--- 今後こういう作品にトライしたい、というのはあります?


勇者アーサー:常に壮大なサウンドを目指しているので、ヨーロッパのシンファニックバンドにも引けをとらない作品を出し続けたいですね。RHAPSODYと比べられるくらい、海外の人にも評価されるアルバムを作りたい。たまに海外の方からメールをもらうこともあるので、本格的にヨーロッパでもリリースできたらいいですね。


--- 今作のライヴの予定は?


勇者アーサー:全然やってなかったんですけど、秋に2本ほどやることが決まりました。新作のツアーではないけど、新曲を織り交ぜつつ、過去の曲もやろうかなと。ライヴは3年ぶりなんですよ。


--- えっ、そうなんですか?


勇者アーサー:はい。これからライヴモードにシフトして、ギターを練習しなきゃいけない(笑)。基本一人なので、準備も大変だし、何年に一度という形でしかライヴはできないんですけどね。それからまた1、2年は作品作りに没頭しようかなと。ライヴは今回参加してもらったKOUTAさん、LIGHT BRINGERのHibikiに手伝ってもらいます。皆さんライヴ慣れしてる方ばかりなので、自分だけ頑張らなきゃいけないですね。


DRAGON GURDIAN最新音源情報

DRAGON GUARDIAN / 少年騎士と3人の少...

DRAGON GUARDIAN / 少年騎士と3人の少女の英雄詩

アーティスト名:DRAGON GUARDIAN(ドラゴン・ガーディアン)
タイトル:少年騎士と3人の少女の英雄詩
発売日:2015年9月16日(水)
価格:2,500円(税抜)
発売元:株式会社KADOKAWA
販売元:株式会社KADOKAWA
ゲスト・ボーカル:原田ひとみ 青葉りんご 野宮あゆみ
ゲスト・ギタリスト:KOUTA(Thousand Eyes) 

《収録曲》
01 目覚め
02 英勇に憧れた少年の物語
03 伝説の竜姫
04 運命の旅団の始まり
05 世界録を巡る冒険
06 先代魔王
07 炎崖都市ジオ
08 秘められた力 -古代召喚術-
09 決戦、炎の将魔
10 再来の騎士

DRAGON GUARDIAN『少年騎士と3人の少女の英雄詩』Trailer - YouTube

DRAGON GUARDIAN / 少年騎士と3人の少女の英雄詩 《収録曲》 01 目覚め 02 英勇に憧れた少年の物語 03 伝説の竜姫 04 運命の旅団の始まり 05 世界録を巡る冒険 06 先代魔王 07 炎崖都市ジオ 08 秘められた力 -古代召喚術- 09 決戦、炎の将魔 10 再来の騎士 発売日:20...

DRAGON GURDIANライブ情報

○2015年10月17日(土)GARRET utagawa
Dragon Guardian キバオブアキバ ツーマン・ライブ
~モテない魔剣士ロック・フェス~
OPEN 18:00 / START 19:00
前売:3,300円
出演:Dragon Guardian, キバオブアキバ, 鈴木このみ(ゲスト)
司会:キャプテン和田誠
チケットはe+及びLチケットにて発売中!
※ 詳細はDragon Guardian Official Websiteご参照ください

○2015年11月6日(金)新宿BLAZE
Pure Metal Fest
OPEN 17:00 / START 18:00
前売:4,000円
出演:Dragon Guardian, CROSS VEIN, MinstreliX, TEARS OF TRAGEDY , Nameless One(OA)
司会:キャプテン和田誠
チケットはe+及び特設フォームにて発売中!
※ 詳細はDragon Guardian Official Websiteご参照ください

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