2015年10月24日 更新

nIo-Destroyインタビュー

記事公開日:2015/10/14 - 「GENOCIDE Nippon」とアイドルグループ「おやゆびプリンセス」から派生した異端のアイドルユニット「nIo」が融合して光臨した「nIo-Destroy」のインタビュー。話し手にユニットメンバーの空野青空女史, 宮腰愛美女史, 竹内稔浩氏、プロデューサーの西良弘氏。

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記事公開日:2015/10/14

SABBRABELLS、CROWLEYと共に日本3大オカルトメタルとしてその名を轟かせてきた北陸の魔王GENOCIDE Nippon。そして北陸を拠点に活動するアイドルグループおやゆびプリンセスから派生した異端のアイドルユニットnIo。北陸という共通のキーワードはあるものの、交わることなど想像も出来なかったこの二つの異端の存在がまさかまさかの融合!nIo-Destroyとしてこの世に光臨した。Aozora.Dこと空野青空、Manami.Dこと宮腰愛美の血に飢えた二人の魔界の姫、それを支える邪悪な侍従である竹内稔浩、そして影のフィクサーである西良弘に誕生からその目的まで語ってもらった。
nIo-Destroy

nIo-Destroy

空野青空(Aozora.D), 宮腰愛美(Manami.D), 竹内稔浩

nIo-Destroy:空野青空(Aozora.D), 宮腰愛美(Manami.D), 竹内稔浩, 西良弘(プロデューサー)
インタビュアー:別府伸朗

北陸にお客さんを呼び込みたい、遠征はするけどあくまで自分たちの活動の拠点は北陸なんだよと。

--- 今回のユニットが生まれた切っ掛けは?


竹内:切っ掛けは福井で非常階段(注:1979年から活動しているノイズバンド)とかと一緒にやったイベントがあるんですよ。その時におやゆびプリンセスの関係者さんが俺たちのバンドのライブを見てくれて。それでウチにもnIoって過激なアイドルグループがあるよという話になったんですね。その時nIoはオリジナルの楽曲を作曲してくれる人を探していて。彼女たちはカバー曲をやっていたのですが、オリジナルで出したいって話していて。俺たちの世界観と合うんじゃないかって目を付けてくれて。それで一度会いましょうという話になって、プロデューサーの西さんとお会いしました。そこでお互い意気投合して、一度合わせてみましょうと。


宮腰:私たちがやっているnIoと竹内さんがやっているGENOCIDE Nipponが融合して生まれたのがnIo-Destroyです


--- nIoがオリジナルで出したいと言っていた時期って彼女たちのHPを見た時にジャーマンメタル風の楽曲を募集していたのですが、その時期と被りますか?


西:それもありましたね。


竹内:元々nIoがカバーをしていた楽曲がマキシマムザホルモンとかヘヴィな楽曲をやっていて。必然的にオリジナルにした方がいいんじゃないかって西さんとも話していて。


西:アイドルの背景として、パンクとかハードコア系のアイドルって増えてきたんですね。それで正直そのままパンクとかハードコア系でオリジナルをやっても埋もれちゃうんじゃないかなって。活動の拠点が石川県というのもあるし。それでアイドルが本格的にヘヴィメタルをやっているところは無いよねって。


--- 竹内さんは最初この話になった時にどう思いましたか?


竹内:最初はおやゆびプリンセスの子とやりませんかみたいな感じで受け取ったんです。


宮腰:そうだったんですね。


竹内:その時はおやゆびプリンセスもアイドルも分らなかったから。ももクロも知らなかった位なんで。「なんですか、それ?」みたいな感じでした。福井に小さなライブハウスがあるのですが、そこでおやゆびプリンセスから生まれたユニットのnIoの子たちが過激なことをやっていたんですね。どんな過激なことをやっているのか興味もあって。それで一回見てみようって見たら、暴れまわったりお客さんをど突きまわしたりしていたんで。それでおやゆびプリンセスというよりもこの子たちとやりませんかという話、それだったら考えてみようかなって。


宮腰:ど突きまわしてましたね(笑)。


竹内:この子たちは凄いなと思って。それで一緒にやりたくなったんですね。彼女たちを見て、一緒にやるのは自分的にも面白いぞと。あと考えていたのは、合体するなら同じ北陸出身者が良いなと。それで北陸をアピールしたいと。それでおやゆびプリンセスのHPを見たら、おやゆびプリンセスも同じ考えだったんですよ。北陸にお客さんを呼び込みたい、遠征はするけどあくまで自分たちの活動の拠点は北陸なんだよと。俺たちGENOCIDE nipponのポリシーもそうなんですね。それで一緒にやることを(GENOCIDE nipponの)メンバーに相談したら、面白そうだから一緒にやってみようって。最初はその為にオリジナルの楽曲を書こうと思ったけど、GENOCIDE nipponとnIoで一緒にやるなら俺たちの楽曲をやった方がやり易いんじゃないかなって。新しい曲を作ってイメージが全く違うものになってしまったら困るし。


--- まだ合体したばかりで新しい曲では一体感が出ないかもしれないし。


竹内:そうですね。でも今後もっとお互い場数を踏んでいったら、(nIo-Destroyとして)新しい曲を作るかもしれない。とりあえず最初はGENOCIDE nipponの曲を一緒にやって歌ってもらおうかと。


ぶっちゃけ言ったらキャピキャピしたアイドルだったら今回のユニットは無かった。

--- 竹内さんにですが、以前だったらこんな合体は考えられなかったということをSNS上で発言していましたが、それが変わる切っ掛けはあったのですか?


竹内:それはライブを見たからなんですよ。最初は笑っていたんですよ、「おやゆびプリンセスってなんですか?」って。指圧ファンのアイドルかなとか想像していて(笑)。それでなくnIoとの話ですとなって、それで(ライブを見に)行ったんです。考えられないというのは、若い女の子と自分たちの世界観って別世界じゃないですか。アイドルの世界も全く知らないし。BABYMETALみたいなことなら、俺たちには少し荷が重過ぎるなと。西さんにお会いしたら、自由にやってくださいと言ってくれて。まず最初にやったのは「踊りを止めてください」と。普通はどんなアイドルでも、バックがどんな音楽でも、ダンスをやっているんですね。それを排除したかった。色々と考えていくうちにメンバーが変わって、同じく北陸を拠点に活動している空野(青空)が加入して今のスタイルが確立しました。それと西さんがドラキュラのイメージを出してきてくれて。メタルテイストで現実逃避したゴシック的なものも合わせてやりましょうと。そうしたら結構ハマりました。


--- ヘヴィメタルやハードロックは聴いていましたか?


空野:実はアニソン以外ほぼ聴いたことがなかったです。でもTVアニメ「けいおん!」の影響もあり、ヘヴィメタルの存在自体は知っていました。


--- GENOCIDE nipponのことは知っていましたか?


宮腰:知らなかったです。ヘヴィメタルもハードロックも聴いていませんでした。


空野:全く知らなかったです。まさに未知との遭遇って感じでした。


--- バンドだけでなくヘヴィメタルもハードロック知らない状況で、実際歌ってみた感じはどうでしたか?アイドルの楽曲だとざっくりとしたイメージで申し訳ないのですが、3分間の世界でどれだけ表現するかだと思うのですが、GENOCIDE nipponだと長尺の曲でアイドルとは真逆の位置にあると思うのですが。


宮腰:そうですね、歌い方とかも何一つ分らない状況のままだし、曲も間奏も長くて、どういった表現をしようかとか悩みました。まずnIoの時から踊りの無い状態で歌って表現するのが本当に難しくて、どう動いていいのかも分らなくて。お客さんをど突くにしても、ステージから降りてもそのままど突かないで戻って来ることも最初はありました(笑)。


竹内:俺が最初にnIoを見た時は踊りが一切無かったんですよ。だから一緒にやろうと思ったんですよ。もし、踊りとか振り付けがあったら、ぶっちゃけ言ったらキャピキャピしたアイドルだったら今回のユニットは無かった。踊りが無かったから、自分がイメージしていたパブリックイメージなアイドルとは一線を引いていたから面白いなと思って。知っているアイドルって言ってもAKB48位ですが(笑)。


--- 踊りを封印されたとのことですが、そこでどうしようかとか戸惑いはありましたか?


空野:ダンスは好きですが、むしろ動かないくらいがAozora.Dの役割的には丁度いいと思ってます。


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