第七回:戦え!何を!?人生を!

2015年10月5日 更新
第七回:戦え!何を!?人生を!
記事公開日:2015/06/17

とうとう豪快にパクったサブタイトルにしてしまいました。
何故このタイトルにしたかというと、もちろん「戦い」について書くつもりだからです。
毎日家でゴロゴロしていて、一体何と戦っているんだ?食欲か?と思われるかもしれませんが、それについては気の赴くままに飲み食いしていますので、しいて言えば、毎度不戦敗です。
それはさておき。
確かに、私は会社勤めをしていないので、同僚との出世競争もしていませんし、子どもがいないので、ママ友カーストの熾烈なバトルも経験しておりません。義両親とは二世帯同居しておりますが、程よい距離感を保っているので嫁姑問題もなく、仲良くやっております。
だからといって争いとは無縁というわけではなく、私の人生は勝負で溢れているのです。
なんたって、メタルはソルジャーの音楽ですからね!
そして、そんな熱く滾った戦いの第一章が、もうすぐ幕を閉じようとしています。
時期的にお察しの方もいらっしゃると思いますが、サッカー、とりわけJリーグのことであります。
今年から、2005年で廃止になった2ステージ制が復活した為、6月いっぱいで1stステージが終了し、前期優勝チームが決定するのです。
5年ほど前から、私の数少ない趣味の中に「サッカー観戦」が加わりました。
きっかけは、現在夫となった人(当時は交際中)から誘われて見に行った、2010年のヤマザキナビスコカップ決勝、ジュビロ磐田対サンフレッチェ広島でした。
スポーツといえばプロレスをたまに見るくらいだった私を、親友であるY(こいつは筋金入りの小橋建太ファン)は「男で趣味が変わるなんて、アンタも所詮ただの女なんだね」と痰でも吐き捨てるように言いましたが、正確には、一つ趣味が付け足されただけで、それまで好きだったプロレスが嫌いになったわけではありません。
しかし、「男の影響」でサッカーが好きになったことは、抗えない事実なのです。
だって…だって!“彼”に出会って、私は目覚めてしまったのですから!
その人の名は、前田遼一といいます。
俳優の松重豊や柔道の篠原信一のようなチークボーンがチャームポイントの33歳。ポジションはFWです。
長身(183cm)、帰国子女、寡黙でクール、超大食い、都内有数の進学校である暁星高校出身で、慶応大学への推薦も決まっていながらJリーグ13球団からオファーを受け、進学を辞退したというエピソード、2013年まで日本代表だったことなど、王子様要素満載であるにも関わらず、女子人気はやや薄め。
そこもまた、シビレるポイントなんですけどね。
長くなるので彼のプレイヤーとしての魅力については割愛しますが、どうしても聞きたいって方は、今度飲みにでも行きましょう。朝まで帰しません。
前田遼一

前田遼一

そんな前田選手ですが、15年在籍していたジュビロ磐田から、今年FC東京へ移籍。
前田への愛と共に磐田への愛も育んできた私としても悩むところではありましたが、とりあえずは「どちらのチームも応援する」という形に落ち着きました。
今年は磐田がJ2なので、両チームが当たることはありませんが、来年は絶対、磐田が昇格してくるので、その時は…やっぱり、どっちも応援すると思います。
双方のチームやサポーターには半端で申し訳ないのですが、揺れる乙女心を許して!
基本土曜日はJ1、日曜日はJ2の試合が行われているので、どっちも見なきゃいけない私の週末はスカパーのサッカー観戦でつぶれることが多く、はっきり言って超大忙しです。
もちろん、サッカーを教えてくれた夫とも、仲良く観戦を楽しんでいます…と、言いたいところですが、そうはいきません。
何故なら、夫は地元S県「赤いチーム」のサポーター(一応、住んでいる所を伏せているつもり)だからです。
Jリーグはホーム&アウェイ方式なので、年に2回は夫の応援するチームと、私の応援するチームが戦うことになります。
その時ばかりは、夫婦も家族も関係ありません!
先日、赤いチームのホームで対FC東京戦が行われ、ほんのりとピリピリしたムードを漂わせながら、2人でスタジアム観戦致しました。
結果は、4-1で赤いチームの圧勝…。
しかし、この日は前田が移籍後初ゴールを決めたので、我々夫婦の間では、一応手打ちという雰囲気に。
帰りは近所の中華屋に寄り、ビールでお互いのチームに乾杯致しました。
一見スポーツ観戦を楽しむ爽やかな夫婦ですが、私たちはサッカーと別に、日常の中で爽やかさとはかけ離れた戦いを繰り広げていることがあります。
例えば…
1. 中華屋などに入った時、ビールを飲む前に出された水などを飲んで喉を潤す
2. 風呂に入った後、ウ○コをする
3. 夜、風呂や歯磨きの前に寝て、そのまま朝を迎えてしまう
これらは、我々の中では「負け行為」です。
共闘したり、互いに競争したりしている訳ではなく、あくまでも自分との戦いなので、どっちか(もしくはどっちも)がやらかしてしまうことも多いのですが、1は夫が、2は私が、3は双方ともよくやらかしています。
だって、酒飲んじゃうと風呂がめんどくさいんだもん…。
また、夫はよく「街行く人々」と戦っています。
対戦内容は「いつ頃まで(または、いつ頃から)半袖でいられるか」というもの。
今時分はもう落ち着いていますが、4月の中旬~5月上旬頃が1stステージ、9月下旬~10月下旬頃が2ndステージです。
なるべく半袖でありたい彼は、外の気温が18℃を超えると、半袖だけで出掛けるかどうかを考え始めるのです。季節感などお構いなし。
4月にバンドTのみで出掛けた夫は「4月に半袖って、ちょっとやり過ぎちゃったかな~?」と満足そうでしたが、少々寒くてもすぐタンクトップに短パンというスタイルになる外国人には敵わないらしく、「あれは無茶し過ぎ!!」と、相手には届くこともない異議を申し立てております。この競技、国際試合にはめっぽう弱いです。
一方私も、売られていない喧嘩を勝手に買っていることがよくあります。
その相手は、だいたいテレビに出ているつまらないタレントです。
なんか食っては左右に首を震わせて「おいひー」とか言っているだけの女は言うに及ばず、薄っぺらな発言を大した気になって語る、いわゆる「知的枠」のアイドルが大嫌い!
私はテレビが大好きなので、テレビをつまらなくしている上に偉そうなヤツは許せません。なので、怒りの対象が出ていたらチャンネルを変える前に一言文句を言うのが私の流儀です。
ちなみに星川ランキングで嫌いな女性タレント(2015年6月現在)は、3位がおのののか、2位が小島瑠璃子、1位はダントツでホラン千秋です。コイツが上から目線で子育て論を語っていた時は、「おめえ子どもいねえだろ!」と思わずツッコんでしまいました。
ホラン 千秋

ホラン 千秋

他にも、江東区の倉庫跡地にコーヒー1杯飲む為に並んでいる浮かれたカップルや、自分のフルネームをひらがな or カタカナ、もしくは下の名前のみローマ字で表記する胡散臭い自称料理研究家、ワイン片手にノーベル賞の発表を待つハルキスト、「吉田類の酒場放浪記」を見ていることを盛んにアピールしてくるファッション酒飲みなど、いけ好かない奴らに片っぱしから噛み付きまくっています。
まあ、テレビの画面に向かって打つ、壁打ちのような戦いですけどね。
こんな風に、日々ガミガミしているわけでございますが。
勝負に挑む人の心には皆一様に「怒り」が生じている、と私は思っています。
試合が終わればお互いの健闘を讃え合うようなスポーツやその他競技と、喧嘩や論争などを同列で語るのは少々乱暴かもしれませんが、勝ち負けが存在する世界で勝ちを望むことは、他のライバルたちを「倒してやる!」という気持ちとイコールであり、それを怒りと呼ばずなんと呼べばよいのか、私には分かりません。
いや、本当に分からないので、もっとズバッとした感情表現があれば教えてください(笑)。
「怒り」は、時に不必要な争いを引き起こしますし、精神衛生上あまりよろしくない感情かもしれません。
そして、めったに怒ることのない穏やかな人はとてもステキだと思います。
しかし、自分がそうありたいとは思いません。
いつも、怒りという感情を最前線に押し出しておきたいのです。
いや、触るもの皆傷つけるようなことではなくて…そう!怒りに敏感でありたい、とでも言いましょうか。
例えば、私はよくデブと言われますが、気の置けない仲間や親しい身内、初対面でも意気投合した人であれば、ネタとして転がしたり、自分から話を広げたりします。ウケた時にはオイシイとすら思います。
しかし、一度ウケたからといって何度もしつこく言ってきたり、ユーモアの欠片もない言い方をしたり、はたまた嫌いな人や感じ悪い初対面の人に弄られたりと、ジョークを通り越して無礼でしかない輩というのが、稀に存在します。
奴らは人のコンプレックスを利用して、「ズケズケものを言えちゃう自分」、「それを笑いに変えられる話術のある自分」、そして「何を言っても許される、みんなに愛されている自分」をミックスし、結局は自分という人間を周囲に顕示したいだけなのです。
私はこういった言動を何度やられても慣れることなく、相手に伝えるか否かは別として、きちんと怒ることにしています。
怒りを忘れ、慣れることは即ち、許すことだからです。
昨日今日肥満になったわけじゃないけど(by ナンシー関)、どんな言い方でも、誰が言っても、どんなシチュエーションでもOKというわけではありません。
そして、デブと言われることに自体に傷付き、怒っているのではなく、「私を卑下することで自分を良い人間に見せようとしている」という、「利用されてる感」に怒っているんだ、ということもご理解いただきたいのです。
私は、今年で38歳になります。
人生の折り返し地点と言って良いでしょう。
そう考えると若い頃のように、「人脈の為!」とか「付き合いだから」とか己に言い訳しながらムカつくヤツとお付き合いしたり、気の合わない人との飲み会に参加したり、嫌いな人からの頼まれごとを請け負ったりするのは、時間が勿体無いと考えるようになったのです。
好きな人と会い、好きなことをして、好きな音楽を聴く時間を、削っている余裕はありません。
怒りという感情は、私にとってこの先の人生を守る為のセンサーであり、戦ったり、抗議したり、発散したりして、怒りの対象を我が人生から排除するフィルターの役割をしているのです。
だからこそ、私は何度でも吼えます。
この原稿を書いている本日、2018年ロシアW杯アジア予選が始まりますが、去年のブラジルW杯の体たらくを、決して忘れてはなりません!
何故、あんな惨敗をしてしまったのか。それは、前田がいなかったからです!
2010年のザッケローニ監督就任後からアジアカップやW杯予選を戦い、2013年6月、日本がW杯出場を決めた豪州戦にも出場し、その後のコンフェデにも出て、3年かけて作ってきたチームの一員だったのに!何故前田を呼ばなかった、ザッケローニよ!?
それと、暗に前田(とハーフナー)のことをディスって柿谷を褒めまくった本田は、今日の試合中、鼻の下に芝が付いて緑の鼻毛みたいになっちゃえばいいと思う!!怪我とか不調とかはダメだし正直頑張って欲しいから、プレーに影響ない程度のプチダサい事起きろ!!
そんでもって、やっぱし超応援してるから、絶対勝ってくれよ、ニッポン!!


サブタイトルの元ネタ。そして私のルーツ。

筋肉少女帯 / エリーゼのために

 (1083)

TFCC-86308
CD価格:2,285円(税抜)
2009/9/16発売


※1979年、中学生だった大槻ケンヂ(Vo)と内田雄一郎(B)により前身バンド「ザ・ドテチンズ」(別名:ドンズ)を結成。1984年に現在のバンド名に改め、ナゴムレコードよりデビューする。自主回収騒ぎとなった「高木ブー伝説」や、大槻がパーソナリティを務めたオールナイトニッポンから生まれた別ユニット“まんが道”の「ボヨヨンロック」などが話題に。1999年に解散ならぬ「凍結」を宣言し、8年後の2006年に復活。今年2015年5月には人間椅子とのコラボシングル「地獄のアロハ」をリリースした。本作「エリーゼのために」は1992年にリリースされたものの再発である。

<収録曲>
1. 人生は大車輪
2. 世界の果て
3. ソウルコックリさん
4. 戦え!何を!?人生を!
5. じーさんは良い塩梅
6. 生きてあげようかな
7. スラッシュ禅問答
8. 妄想の男
9. 悲しくて御免なさい
10. 新興宗教オレ教
11. 愛のリビドー