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2015年10月6日 更新
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記事公開日:2015/02/24

いよいよ2月25日にGYZEの2ndAlbum「BLACK BRIDE」がリリースされます!
今回は制作時のエピソードや収録曲のことを織り交ぜながら書かせていただこうかなと思います。どうぞ最後までお付き合いください。
1st Albumの「FASCINATING VIOLENCE」リリースから1年8ヶ月の年月が過ぎているので、やっとだ!という気持ちが強いです。
今回もレコーディングのほとんどは僕のHEAVEN'S STUDIOで、ヴォーカルとドラムを札幌のスクールオブミュージックで行いました。
ジャケットアートワークは1st同様、イギリスのデザイナーの手によるものです。
僕的には彼のアートワーク以外は考えられないですね。
実はこのアートワークに決まる前、そのデザイナーではなく、CORONER RECORDSの社長がデザインしたものを受け取ったんですよ。それが酷いのなんのって(苦笑)。
北斎の絵をモチーフにした赤い海の上に、アメコミ的な骸骨が着物を着て刀を持っているジャケットで…言葉を失いました。悪い意味で(笑)。
それはダサいでしょう~…。でも欧州の人が思う日本のイメージなのかもな…
いや、それにしたって酷かったです(笑)。
まあ、そんなエピソードもありつつ、最終的に今のモノが上がって一安心でした。
ミックス&マスタリングはイタリアのTHE METAL HOUSEで行われました。DISARMONIA MUNDIのEttore Rigottiがオーナーを努めるド田舎のスタジオですね(笑)。一度僕も訪れた事がありますが、山の中にあってクリエイティブな気持ちになれそうな場所だった印象が強いです。
Ettore Rigottiは日本と関わりある仕事が多いようで、HydeさんのVANPSやBABY METAL等のミックス&マスタリングエンジニアをしていますし、ちょっと前にプリンセスジブリの仕掛人としても話題になっていましたね。
そんな彼のバンド、DISARMONIA MUNDIの新譜が3/25に日本盤リリースされるようです。僕も即入手予定です!
そんなこんなでGYZEの作品は日本・イタリア・イギリスの3カ国で作られた作品ですね。
そういったことをふまえつつ、皆さんがパッケージを手に取ってこれを読んでくれていることに期待しつつ(笑)、曲を覗いてみましょう。

1. BLACK BRIDE

タイトル・トラックになった曲でGYZE的キラーチューンのつもりで作りました。
デモが出来たのが1stのリリース時期で、2nd Albumに必ず収録したい!と思って今回のアルバムの創作意欲のキッカケにもなった曲です。
サビにあたる雰囲気はWinkという相田翔子がいた80年代後半から90年代中盤にかけて活躍したアイドルユニットの曲、”愛が止まらない”的な雰囲気にしたかったのを覚えています(笑)。具体的に「なにを?」って聞かれると雰囲気でしかないのでなんともあやふやなことしか言えないのですが・・・
あと全曲レコーディングが終わったものの、バッキング・ギターがどうにも気に入らなくて、納期の前日にすべてデリートして弾き直したというエピソードがあります。
結果、最後の最後までこだわって良かったなと思います。
中身は内なる人間の感情。どちらかでいうなら闇なる部分。本来白いはずの花嫁が黒い。誰の心にも潜む、「BLACK BRIDE=黒い嫁」という比喩で例えてみた感じです。
表ではなく裏なる音楽を提示してゆくGYZEにとって、全体像が明確な名詞になってより説得力が増すかな。。。なんて。
それと僕自身がBLACK BRIDEというアクセサリー・ブランドも立ち上げている最中で、聴覚ではなく視覚面での芸術を提示していける場になればいいななんて想いがあります。ブランドの詳細は「Coming soon!」なのでSNS等でチェックしていただければと思っています。
ポイントはバランスが大衆ウケではなく、僕のエゴでかっこいいもののみ作りたい。そんなエゴもまた、僕のなかに潜むBLACK BRIDEなのではないかなと。

2. IN GRIEF

超メロデス・ソングで僕の思い描くメロデスを表現できたと思います。
原曲となるものは18歳の時ソロでアルバムをリリースした際にこの曲がありました。
今となると逆に新しく思えたり、そして今だから出来るアレンジにもなったのかな~と思います。
ギターが結構限界まで弾きまくれたんじゃないかなと思います。
歌のパートが少なくて、それすらもメロデス然としてるな~なんて思います!
エットレ曰く、Alexi LaihoよりAlexi Laihoらしいと(笑)。ただ実際にはコード進行やメロディもChildren of bodomのニュアンスではなくて、きっとリードを弾きまくる、クラシカルフレーズも飛び出す、そんなところからそう思ったんだと思います。
洗礼されているというよりも「青臭い」と感じるまでに弾きまくっているのもこの曲のもつパワーかななんて思っています。

3. HONESTY

Ettore Rigottiがクリーンボーカルで参加している曲ですね!
英語詞ではなくて日本語詞っていうのが肝になっていて、日本で忙しく生きる人々へ聞いてもらいたい曲です。
サビの”孤独を背負い日々と闘ってる”ってフレーズなんかは自分で作っておきながらグッときてしまったり。
東京で忙しくしていると、ふと忘れてしまっている幼少期や少年期の誠実さというか、昔を懐かしむような雰囲気になっています。。。
イメージした具体的な場所があるんですが、北海道の深川市という場所でそこに祖父と祖母がいたんですね。
夏休みにそこへよく行って、クワガタなどの昆虫採集をしまして、その山から下りてくる一本道をイメージしました。だから仮タイトルは「Deep River=深川」でした(笑)。
道の横は田んぼだけ、背には山があってね。
ドラムのShujiは兄弟なのですが、当然同じものを幼い時に一緒にみているのですね。彼はその情景を120%理解していて、サビの歌詞の一部を書いてもらいました。
それってバンドにおいて凄く重要なことだと思うんです。イメージの一致、伝えたいことの一致って。それは一緒にやっているメンバーには必ず伝わるものだと信じています。
サビの部分は、お盆にそこから見た夕焼けを想像しています。忙しく生きる皆さん、ふとこの曲聞いて自分の心が誠実だった時間や情景を思い出しながら聞いてみてくださいね。って全員が疲れているわけじゃないか(笑)。
残念ながら、もうそこに祖父母の家はないのでその場所に滅多にいけませんが、今年はぶらり旅でメンバーとそこへ行ってミヤマクワガタ探しながらHONESTYを聞きたいな。。。

4. INSANE BRAIN

これも具体的な出来事に基づいて曲を書いてゆきました!!
直訳で“狂った脳みそ”。バンド・アンサンブルが入るパート部分は脳みそがグルグル回るような雰囲気を出したく結構BPMを上げましたね。
実は交通事故で友人が警察のお世話になった、、、そんな出来事からインスピレーション貰って書きました。
狂気じみたスピードと、ズシっとくるメロディのコントラストが上手くハマった曲だと思います。
イントロとソロのメロディはそんな”間違った判断”をしてしまう人間の裏なく感情をも受け入れるようなイメージがあります。
その友人が出所したら聴かせてやろうかなって思っています(笑)。
いや、だまって酒でもおごってあげようかな^^

5. BLACK SHADOW

これは知っている人多いかな?
かつて路上ゲリラライブをやっていた時は必ず演奏していたし、IN GRIEFと同じくソロアルバムに収録されていた曲ですね。
ただインストの形でしか発表してなかったので、どうしても歌入りで入れたくて今回入れてもらうことが実現したんです。
CORONERの社長なんかはこの曲が一番好きみたいですね。
サビでスウィープ連発しながらのシャウトはかなり楽しいです!!早くライブでも演奏したい曲です!
正直イメージはソロアルバムを作成した当時の18歳の僕に聞かないと思い出せないのでハッキリとしたこと言えませんが、自由に当時影響うけたものが色濃くでつつ、メタルへの野心に燃えまくっていたんだろうなって思います!もちろん今も燃えています!
GYZEへ改名する前身バンド、SUICIDE HEAVENのEPでもオリジナルが聞けるので興味ある方は聞き比べしてみてくださいね。

6. WINTER BREATH

結構景色や画像など、具体的なビジュアルを見ながら作曲すると良い作品が生まれるときがあるんですが、この曲はまさにそれ。
FASCINATING VIOLENCEのジャケット(輸入盤の青い方)を眺めているとまずイントロが浮かんだんですね。
で、完全にイメージは冬でして、、、
いつもなんですが、大抵曲が出来た段階で曲のタイトルをつけるんです。それからタイトルに合う歌詞を書くという流れ。
つまり、インスト曲としても実は完成されている場合が多く、最後により感情が浮き出るようにするためシャウトする、、、というのをGYZEのやり方としてずっとやってきましたね!鍵盤や効果音でより冬っぽさが強まったと思います!イントロと終わった後の風の音など凄くこだわりました!

7. TWILIGHT

アイディアはSUICIDE HEAVENの時からありましたね。ただ一度も世には出せてなかった。
あんまりこういう表現は嫌いですが、この曲でみられる「終止BPM170前後」で「ツービート」で「ひたすら駆け抜ける」やり方はフィンランドのNORTHERから学びました。
ただ明らかにオリジナリティが出せたんじゃないかと思う点はやはりメロディでしょうかね。。。くどいまでに日本的なサビのメロを押していますからね。
ちょっと和な要素の入ったソロも日本人のGYZEだからこそなのかな、、、
タイトルは加古隆さんの”黄昏のワルツ”という曲が好きでそこから「TWILIGHT=黄昏」にしました。
いつかオーケストラで聞いてみたい曲ですね。ライブではゾンゾンに黄昏顔で弾いたろう思っています!!

8. SATANIC LOOP

実生活で陥る”負の悪循環”ってありませんか?ダメだとわかっているのにやめられないこととか。はたまた太るとわかっても暴食してしまうこととか(笑)※ 例えですよ!!
2014年は自分にとってそんな悪循環と闘う日々でもありました。そんな魂の叫びをギターとシャウトに込めています。
不思議なもので2ndの制作がそんな悪循環を止めてくれたようにも思います。
経験をアウトプットできて良かったなって思います。
あ!ひとつエピソードある!オカンが東京の俺の家来ていた時、実家のハムスター(マリリン)が死んでしまって、それとこの曲のサビメロがマッチしたらしくオカンが泣いていました。マリリンの死について書いた訳じゃないですが、無駄にならなかった死なのかな。マリリン、安らかに天国へいってね。ありがとう。

9. 菜の花

唯一のオール日本語詞のソング!
それだけ伝えたい歌詞があった、メロディがあった。ということですね。
はい、率直に申し上げると高校生のころから6年~7年ぐらいお付き合いさせていただいた方と別々の道を歩むことになりまして、その想いを綴った曲でございます!ここまで話せばあとは歌詞カードみればわかるかと。
僕の人生においてその方は大きな存在でした。お互い幸せな未来を信じて。僕は、、、俺はやっぱりミュージシャンとしてあり続け、輝けるように日々精進していこうと思っています^^

10. JULIUS

これまた暗い曲です。
実体験ではないのですが、ある戦争映画を見終わった時なぜか曲を書きたくなり書きました。その上、ちょうどEttoreから速い曲も求められていました。
迫害される側の目線に立って僕なりに書いた曲、、、というのが正解ですかね。
曲は、、、正直言ってしまうと、雰囲気ですけど、何より思うのは「現代に生きられて良かった」。
だけど、世界を見渡すとちっとも平和なんかじゃないと思います。それに色々なフィルターを通すことで自分に入ってくる。真実とは何なのでしょうね。
社会を、、、未来を、、、世界を、、、作るのは他人事ではなく、それぞれひとりひとりが作ってくという意識があるといいな~って思います。
右向け右はしたくないし、多数決が正しいとも思わないですし。これから良い未来があるといいなって常々思います。
小さな事からで良いので主体性のある生き方がしたいですね。GYZEはそんな思いの象徴でもあるのかなと思っています。

11. 明日への光

いつかGYZEの曲を、すべてこの曲のようなインスト・アレンジした作品で出せたらいいなって思っています。
この曲もそんな思いで、たまたまバンドサウンドにしなかっただけですが方向は同じだと思って作りました。結構前からあるアイディアの曲なんですよね。
いずれまたインスト・ソロ・アルバムも作るつもりですが、そっちの要素に近いのかな?という曲です。
バンドの芸術とはまた違っていておじいちゃん、おばあちゃんにも理解してもらえるような作品を作る使命を勝手に感じていまして。。。(笑)
未来への希望を表したつもりです。
JULIUSからのこの曲への流れなのでいい曲順になったなと思いました。
アコースティックギターをマイクで録音したのですが、真夏の部屋を空調とめての作業でしたので苦戦しましたね~。。。なんていう一気に現実感あるエピソードもありました(笑)。
あと本当はフェードアウトだったのですがEttoreが勝手に編集していまのカタチになりました(笑)。絶対に曲を弄ることのないEttoreなのですが、どうやらこの曲がお気に入りのようで積極的にそういう試みをしてくれたのかな?
暗く悲しく怒りをも溢れ出ている本編を”希望”で締められました^^

12. GNOSIS

日本盤限定ボーナストラックですね!
SUICIDE HEAVENのEPに入っている「HEAVENLY」の完全リメイク版です。
キーもテンポも内容もすべて変えました。
8ビートが心地よく、Shujiがイキイキ叩いています。高速ツービートはやっぱり大変らしくて最近8ビートを求められます(笑)。
ヨーロッパ盤のボーナストラックには「SURFACE TEARS」という曲もあって、それを聞かせられないのが歯がゆい。。。
ラテン的なギターソロはいつかやろうやろうと思っていたので入れちゃいました^^。
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はい、いつもの文字数をかなり超えた長文になってしまいましたね。
それだけ渾身の作品だということをこのコラムを書きながら改めて気づきました。
1stも命がけでやる!くらいの覚悟でしたが、今回のこのBLACK BRIDEはより人間味溢れる作品になったと思っています。
曲作りの段階はもちろんのこと、レコーディングでもそれは影響があって、自分らしいギター・プレイだったり、シャウトになっているんじゃないかなと思います。
レコーディングの時はどうしても【感情<完璧さ】になるんですが、今回はどちらも譲る事なくできました。
例えば、ギターが揺れていても気持ちが乗ってればOKにしたり。逆にそれが1stの制作時間の倍掛かった原因かもですが。。。
ドラムはShuji曰く「無駄に派手にすることを控え、曲に合ったドラムを心がけました。」とのこと。作品に対する愛が感じられて、その彼の言葉を聞いて嬉しかったです。
とはいえ俺からすると世界一のドラム・ヒーローであるShujiなので全く控えているなんていう印象はありませんでしたが。。。(笑)
そして1stは前任ベーシストでしたが、今回やっとArutaの音が収録されました。GYZEの作品作りに慣れない部分もあったのか、曲を殺してしまう部分とかあってかなりディレクションしてしまいましたが、今回のレコーディングをキッカケに本当のGYZEのメンバーになれたんじゃないかと思っていてすごく嬉しいです。結果1stよりも良い出来になりました。
2015年の今、CDは所詮データをおさめる媒体でしかありません。もしかしたらPCに入れた瞬間、物理的にも邪魔なものかもしれません。
すぐに動画サイトで調べたらフルで聴けるかもしれません。
僕もそう思っている節はなくもありません。
が、あえてエゴを言わせてもらいます。
もしも曲が皆さんの心のどこかをかすめてくれたら、CDを手に取りパッケージから聴いてもらいたいです。工場で出来るCDですが、作品の作り手のエゴで言うとCDは心で出来るんだと思っています。
人のCD買う時は”お、これはパッケージで欲しいな~”くらいなのに自分ごとだと自分勝手だな~(笑)。
それも俺の中の「闇なる感情=BLACK BRIDE」ですかね!←強引(笑)
ではそんな想いのつまったCDをリリースするので、恥じないライブを俺・Shuji・Arutaのメンバー全員が全力で提示していきます。是非僕らの「生」を感じ取りに来てくださいね^^
長文読んでくれてありがとうございました。

Ryoji

GYZE 新譜情報

GYZE 2nd Album「BLACK BRIDE」

GYZE 2nd Album「BLACK BRIDE」

GYZE 2nd Album「BLACK BRIDE」
2015年2月25日発売
VICL-64303 2,500円+税
<収録楽曲、クレジット>
1. BLACK BRIDE / ブラック・ブライド
2. IN GRIEF / イン・グリーフ
3. HONESTY / オネスティ
4. IN SANE BRAIN / インセイン・ブレイン
5. BLACK SHADOW / ブラック・シャドウ
6. WINTER BREATH / ウィンター・ブレス
7. TWILIGHT / トワイライト
8. SATANIC LOOP / サタニック・ループ
9. 菜の花(NANOHANA) / 菜の花
10. JULIUS / ユリウス
11. 明日への光(ASUHENOHIKARI) Inst. / 明日への光
12. GNOSIS(日本盤ボーナストラック)/ ノーシス
Produced by Ettore Rigotti & Ryoji
Recorded at Heavens Studio & S S M
Mixed and matered by Ettore Rigotti at The Metal House(Italy)
All Music and Lyrics are written by Ryoji
Guest Vocals by Ettore Rigotti(HONESTY)

GYZE ライブ情報

Extreme Showcase Asian Melodic Death Metal Special
-Vanishing Heaven Fest 2015-

2/28(土)渋谷CLUB Quattro
出演:GYZE, MIDIAN(from Korea), ANTHELION(from Taiwan)
※OA.あり
OPEN 18:00 START 18:30
チケット料金
前売 … 一般:¥3800 / 学生:¥2800 
当日… 一般:¥4300 / 学生:¥3300
*注意 学生 チケットは入場の際に学生証の提示が必要です

チケットぴあ:0570-02-9999 (Pコード:254-405)
ローソンチケット:0570-084-003(Lコード:78933)
e+:http://eplus.jp
Eventify : https://www.funity.jp/esctour2015/

問い合わせ 渋谷クラブクアトロ 03-3477-8750

Presentation by Howling Bull + GYZE
Supported by Dream Foundation, Geki-Rock

Ryojiギターレッスン

ギターレッスン希望者用メールアドレス:ryojigtrlesson@gmail.com
※詳しくは「お名前」「ご連絡先」を明記の上、メールにてお問い合わせください。
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